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リピートは痛みだけにフォーカスしないこと【つじよしなり】
2015.11/20
From:つじよしなり
治療院より、、、
治療の勉強会で新しい技術を学んだら、すぐに実行しますよね。
僕も最近、今までの治療とは内容を一部変えて、新しい技術を一番最初に行います。
すると、一発で変化を実感できるので、「先生、凄い!」となるわけです。
その後の治療は本当にスムーズです。
患者さんも大満足なので、こっちが何も言わなくても、次の予約はいつにしたらいいですか?と聞いてくれます。
これって、治療院の理想形ですよね。
そんな風に治療で結果が出たと喜んでいたら、今度は難しい患者さんが次々にやってきます。
そういう「気」でも流れているのでしょうね。
先日も、脊柱管狭窄症と診断された女性がやってきました。
両足がしびれるし、間欠性跛行もあるし、これは大変だなと感じました。
しかし、手術はまだしなくてもいいということなので、当院でどこまで良くなったら合格ですか?と聞いてみました。
そしたら、「主人が入院しているので、
私が倒れるわけにはいきません。しっかり主人の面倒を見れたらそれだけでいいです。」と言われました。
この患者さん、別に痛みが100%取れることを望んでいる訳ではないのです。
治療家は痛みや症状を取るのが仕事だと思っているので、痛みだけにフォーカスしがちです。
しかし、症状や痛みだけにフォーカスすると、痛みが少しずつとれているのにも関わらず、まだ痛いですと不満がります。
そうならないためには、ご主人のお世話はどれくらいできるようになりましたか?と聞くようにします。
すると、「痛みはあるけどこんな動作が出来るようになりました。」という風になるんです。
このように話をしていくと、言い方は悪いですが、別に痛みが残っていても構いません。
患者さんの目的が少しずつでも叶っているのであれば、大丈夫なんです。
リピートに困っている先生は、こんな感じで治療してみてはいかがでしょうか?
本日も最後までブログを読んでいただき、誠にありがとうございました。
痛みをとる事だけを考えてず
その先を見つける為にこの方法があります。