10年、20年後の治療院経営を考えると…【つじよしなり】

2015.11/06

From:つじよしなり

治療院より、、、

 

 

 

この先10年、20年間治療院を続けたいあなたへ。

 

 

治療院は地域密着型の仕事です。

 

 

なので、地域の皆様との信頼関係を築いていかなければいけません。

 

 

大事なのは患者さんが安心して治療院に通えること。

 

 

そこで今回は、僕が今まで経験して感じたことをお話しします。

 

 

 

整骨院の保険制度が厳しくなって、自費治療に移行しようとする動きが年々高まっています。

 

 

そのための経営セミナーもたくさん増えてきました。

 

 

売上がない時は、経営セミナーで学んだことを実践して、今すぐ売上を上げなくてはいけません。

 

 

そのためによくやられているのが回数券や会員制を導入して売上を瞬時に上げること。

 

 

売上が少ない時は、無理矢理にでも売上を上げなくてはいけません。

 

 

回数券は一度に大きな売上があるので、経費などを差し引いて、残ったお金で次の広告費に充て、更に新規の患者さんを集めます。

 

 

これを繰り返していくことで、売上げを大きくしていくことが出来ます。

 

 

会員制も通えば通うほど1回当たりの治療費が安くなる計算なので、たくさん通わなければという患者さんの心理が生まれます。

 

 

でも、これって治療院目線の経営だと思いませんか?

 

 

 

初めて治療を受けた後、、、

 

 

「次からは回数券を購入するとお安くなりますよ。」と言われます。

 

 

「通わなければ治らないし、安くなるんだったら買っておこうかな。」

 

 

と、本当にこの治療院が自分に合っているかも分からないうちに、回数券という大金を払ってリスクを背負います。

 

 

そして治療を受け続けていくと、自分の思ったように治らない。

 

 

しかし、回数券は解約できませんと言われている。

 

 

でも、もう通いたくない。

 

 

そんな気持ちが大きくなってくると、回数券が残っているのに、来なくなります。

 

 

会員制もこれと同じです。

 

 

契約書にハンコを押しているので、契約期間は通わないといけません。

 

 

こんなんで信頼関係が生まれるのでしょうか?

 

 

本当だったら患者さんのリスクを背負わさないように、1回払いで施術するのが普通です。

 

 

1回払いだと、施術する側も毎回が全力投球です。

 

 

本当に気を抜けません。(回数券や会員制は手を抜いていると言っているのではありません)

 

 

それくらい一生懸命に治療すれば、たとえ治らなくても信頼関係は崩れないのではないでしょうか?

 

 

大事なことは、売上のためだけに治療するのではなくて、患者さんのために治療する事。

 

 

今後も回数券や会員制を続ける場合、

それらが患者さんにとってどういうメリットがあるのか、

患者さんが納得するように説明してあげてください。

 

 

そんな説明が出来ないのなら、どうかお止めください。

 

 

僕も今までこういうことをやってきましたが、これからはもうしません。

 

 

10年、20年先を見つめた本物の経営を実践していきます。

 

 

 

本日も最後までブログを読んでいただき、誠にありがとうございました。