日本炭酸整体協会

金の卵【加藤高夫】
2015.10/22

ブログ

From:加藤　高夫

自宅より

木曜日担当の加藤高夫です。

最近の私の悩みは、もっぱら『娘の躾』です。

娘は２歳になって、いろいろ興味が出てきました。

それでなのか、興味のある事は何でもかんでも自分でやろうとします。

ん～、この行動力は実に素晴らしい(^ω^)

しかし、ここからが問題です。

ほとんどの事が、初めての事や慣れていない事ですので、なかなか上手く出来ません。

やり始めは満面の笑顔でトライし始めた娘も、数分立つと、顔色が変わってきます。

なかなか上手くいかないものですから、イライラしてくるんですね。

イライラがピークに達すると、手に持っている物を投げるか、私の方を見て

「とおちゃんやって！」

とせがんできます。

ここからが躾の話になります。

あなたなら、このような状況の時どのような躾をするのでしょうか？

①すぐさまやってあげる

②出来るまで、自分でやらせる

③一緒にフォローしながらやってあげる

他にも躾の方法はあるかもしれませんが、私の中ではこの３つが選択肢でした。

いったい、どれがいいのでしょうかね？

ちなみに私は、本音は①をやってあげたいのですが（娘が可愛いのでやってあげたいのです！）

半歩譲って③をしています。とは言っても、①よりになる事も多々有りますけど・・・。

年齢とか状況にもよると思いますが本当は②がいいんでしょうね。

【金の卵】

娘の躾のことを考えていたら、あるイソップ物語の話を思い出しました。

「金の卵」

聞いた事ある人も、いるかもしれませんね。

簡単に説明しますとこんな話です。

１日１回、金の卵を産むガチョウを飼っていた主人がいました。もっと金の卵が欲しいと思った主人は、きっとガチョウのお腹の中には、たくさんの金の卵があるに違いないと思いました。そこでガチョウの腹を開いて卵を取り出そうとしました。しかしガチョウのお腹の中には何もなかったのです。お腹を開かれたガチョウは死んでしまったので、２度と金の卵を手にする事が出来ませんでした。

こんな感じの話です。

娘に何でもしてあげれば、娘はストレスなく育つことでしょう。

しかし、甘やかしてしまうと、死んだガチョウのように何もできなくなってしまいます。

多少鬼になってでも、自分で出来るように躾をしないといけないのでしょうね。

【治療家としての価値とは？】

私たち治療家も同じかもしれません。

何かしら症状があってくる患者様に対して、治療だけをしていませんでしょうか？

当然、治療をする事は当たり前の事ですが、それだけで終わっていないでしょうか？

症状が出ているという事は、患者様自身が、症状が出るような生活をしているという事です。

ですから、その生活習慣を改善していかなければ、先生がいくら治療してもまた症状が出てきてしまうのです。

先生が本来やってあげるべき事は、症状が出るような生活から、症状が出ない生活になるように指導してあげる事だと私は思うのです。

それこそが、治療家の価値なのではないのでしょうか。