自費治療の問診で大切なもの:ゴールの設定【つじよしなり】

2015.07/24

From:つじよしなり

蝉の鳴く早朝の自宅より、、、

 

 

 

前回は自費治療の問診における「ゴールの設定」について、少しだけお話ししました。

 

 

今回はその続きです。

 

 

 

自費治療の醍醐味はメンテナンス治療にあります。

 

 

その理由は広告費がかからないし、経営も安定するからです。

 

 

 

では、そのメンテナンス治療に移行するための説明って、いつしたらいいと思いますか?

 

 

 

痛みが取れる前?

それとも痛みが取れた後?

 

 

 

いいえ、どちらも違います。

 

 

 

なぜかというと患者さんは問診の時点で、通院の仕方をほとんど決めてしまっているからです。

 

 

なので、問診の時点でしっかり話しておかないと、なかなかメンテナンス治療に移行してくれません。

 

 

 

では、どのようにメンテナンス治療の話をするといいのでしょうか?

 

 

 

それは患者さんがあなたの治療院に通う潜在的な理由(本当の理由)を掘り起こしていくことです。

 

 

 

患者さんは痛みを取ることだけであなたの治療院に来たのではありません。

 

 

痛みのせいで何かに困っているからこそ、あなたの治療院に来ているということを理解しなければいけません。

 

 

なので、痛みが取れることによって得られる未来(=ゴールの設定)を問診の時点で聞き出してあげるのです。

 

 

 

これは通販業者の「ビフォーアフターアフター」という手法と似ています。

 

 

今までのビフォーアフターというのは、「グルコサミンを飲み始めたら、ひざの痛みが取れました。」という、痛みが取れるまでの話です。

 

 

 

一方、ビフォーアフターアフターは、

 

 

「このグルコサミンを飲み始めたら、ひざの痛みが取れて、フラダンスが出来るようになりました。」

 

 

みたいな感じで、その商品を使うことによって得られる未来(=ゴール)を提示することなのです。

 

 

 

だから僕らも治療のゴールを痛みだけにフォーカスしてはいけません。

 

 

 

「フラダンスをもう一度したいです。」

「旅行に行きたいです。」

「テニスがしたいです。」

「仕事を思い切りしたいです。」

「子供と一緒に遊びたいです。」

 

 

など、痛みが取れることによって得られる

未来(=ゴール)をお互いに共有して、そこに向かって治療するのです。

 

 

 

ここが明確になると、患者さんもあなたの治療院に通う理由ができます。

 

 

そしてメンテナンス治療をする中で、患者さんがゴールを達成できた時に、一緒に喜んであげるのです。

 

 

患者さんがより良い人生を送るために、僕らが治療によって少しでも貢献できたとしたら、治療家冥利に尽きるとは思いませんか?

 

 

 

僕はこんな感じで患者さんと接しています。

 

 

 

あなたも問診の時点で必ず患者さんとゴールの設定をしてください。

 

 

 

次回も自費治療の問診についてお話ししたいと思います。

 

 

 

本日もブログを最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

 

 

 

追伸:

ついでに言っとくと、痛みのせいで何に困っているかが分からない患者さんは、

メンテナンス治療どころか、リピートにも繋がりにくいと思います。