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症状を追うな!【加藤高夫】
2015.05/21
From:加藤 高夫
自宅より
木曜日担当の加藤 高夫です。
先日「つわり」を少しでも軽減したいという経産婦さんが来ました。
では
ここであなたに質問です。
はたして
整体で「つわり」を軽減させることが出来ると思いますか?
また、特別な施術をしないといけないと思われますか?
答えは
整体で軽減することは出来ますし、特別な施術をする必要もありません。
あなたが普段患者様にしているような施術でも充分できると思います。
ただし、注意する点は何個かあります。
・お腹を強く刺激しないとか
・お腹が張るような姿勢での調整をしないとか。
他にもありますけど、詳しくはこちらでも見てください(^ω^)
http://www.medical-info.jp/sinkyu/manual-therapy/c_katou_01/
話が少しそれましたが、先生方がやっている施術でも充分効果があるということです。
実は、「つわり」などを対処するときに大切なことは、施術法ではなくて妊婦さんがどんな状態であるかを把握することが大切なのです。
今回は「つわり」の具体的な施術法をお伝えするのではなくて、考え方についてお伝えしたいと思います。
まずは
そもそも、なぜ「つわり」になるのか?
ですが
いろいろな諸説がありますので、正しくはこれっていうものは実はないみたいです。
その中でもホルモンの分泌が関係しているという説を私は考えの中に取り入れています。
妊娠前と妊娠後では分泌するホルモンが変わります。
その変化に体がついていっていないために起こる現象の一つが「つわり」だと考えているのです。
「つわり」が起こりやすい人とそうでない人がいるのはなぜか?
と考えたときに、私はこう考えました。
「つわり」が起きやすい人は、妊娠するための体の準備が十分ではなかった人で、起きにくい人は、妊娠するための準備が充分出来ていた人だと考えています。
どういうことか?
それを考える前に、まず、なぜ妊娠できたのかを考える必要があります。
妊娠して出産するまでには、当然赤ちゃんをお腹の中で育てていくわけですが
その為には、赤ちゃんを育てていく為の栄養と育ちやすい場所が必要になります。
その準備が整っていないと、精子と卵子が受精して、せっかく受精卵になっても子宮に着床しないで流れて行ってしまいます。
逆を言えば、妊娠が出来たということは、妊娠するのに必要な準備が整っているということが言えます。
ですが、妊娠できたといっても妊娠時の体力のレベルというものがあるのです。
妊娠に必要な最低限の体力で妊娠した人と、十分な準備が出来ていた状態で妊娠した人とでは、妊娠後の状態がやっぱり違ってくるのです。
例えていうなら、進学校にトップクラスで入学した生徒と、ギリギリ合格した生徒のようなものです。
トップクラスの人は、基礎学力が高いですので、授業にも楽々ついていけますが、ギリギリ合格の人は、基礎学力が低いため、ついて行くのに必死になります。相当努力をしないと、追いつけないのです。
妊娠でも同じなのです。
基礎体力のある人は、環境の変化に上手く順応出来ますが、基礎体力のない人は、上手く順応できません。
これが「つわり」が起きやすいか起きにくいかの違いだと私は考えています。
この辺を頭に入れて、妊婦さんを診ていくと、アプローチの仕方が変わってきます。
まず「つわり」が起きやすい人は、生活習慣が乱れていたり、姿勢が悪かったりします。
いわゆる、基礎体力がない状態です。
また、生活習慣や姿勢などが悪くなさそうでも「つわり」が起きやすい人はストレスが溜まりやすい環境にいたりします。
だから、施術云々ではなくて、まずは、環境の変化についていけるように基礎体力を付けるための環境作りをしていかないといけないのです。
そのために、しっかりヒヤリングをして、どのように今の環境を良くしていくかを一緒に考えていかないといけないのです。
この環境を整えていくことで、そのあとから症状である「つわり」が改善してくるのです。
今回「つわり」を例に挙げましたが、この考え方は、「つわり」だけでなくその他の症状全てに言えることです。
腰痛や肩こり、頭痛であってもです。
症状が出るには必ず原因があって、その原因によって体が歪んだりしていろいろなところに負担がかかってきます。
体力がある内は症状は出ませんが、いずれ負担に体がたえれなくなって症状が出てくるのです。
だから、症状を追うのではなく、原因に耐えれる体つくりと原因をなくしていく環境つくりをしていけば自然と症状は起こらなくなるのです。
その環境作りの為に、いろいろやる必要があるのですが、その中の一つに、今先生方がやっている施術があるのです。
患者様が症状に耐えれる体つくりと原因が起こらない環境作りのために、施術以外にやっていかないといけないことがあるというわけです。
実は、この部分が一番大事な部分になります。
だから、施術でいくらいい状態にしようとしても、この部分が改善できていかないと、症状は良くならないのです。
まずは、施術前に、症状を良くするには施術だけでなく、生活習慣などの見直しが大事ということを妊婦さんにはしっかり理解してもらってください。
ここでも、注意点があります。
アドバイスをする際は、決して妊婦さんの今までの生活習慣を否定した言い方をしてはいけません。
妊婦さんにもいろいろな事情があります。
ほとんどの方が、生活習慣が「つわり」などに影響するなんて事も知りません。
あくまで、こうした方があなたにも赤ちゃんにも良いことである事をお伝えしてあげるようにしてください。
そのあと、どうするかは妊婦さんが決断することです。
冷たい言い方かもしれませんが、人をコントロールしようとしてもなかなか変わりません。
伝えるべきことをしっかり伝え、あとは相手にまかせるしかないのです。
とくに、「つわり」が起きやすい方は、妊娠のための体力が低い状態ですから、食事や睡眠、姿勢改善など見直すところがいっぱいですので、結果が出るのにも少し時間がかかります。
その辺もしっかり説明できると、問題なく通ってもらえると思います。
あとは、今使っている施術を妊婦さんの状態に合わせてカスタマイズしながら少しずつ行っていけば、自然と症状は楽になっていくと思いますよ。
現在妊婦さんの施術をしている人、これからやっていこうかと思っている方へ!
妊婦さんの症状を診るのではなく、出産に向けて必要な健康な体になるように、施術だけでなくその他の面でも良いアドバイザーになるように心がけてくださいね(^ω^)
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