多分流行らないお坊さんの話【瀬上一憲】

2019.07/02

 

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

 

この一週間。

 

汗がだらだらと滴り落ちる日が

一日あったかと思えば、エアコンの暖房だけでは足りず、

石油ヒーティングのお世話になる日もあった十和田です。

 

これだけ変動が激しいと、

風邪をひく方が続出するのもやむなし。

 

マスク姿がいまだにちらほら。

 

 

先日の法要に際して。

 

なかなか最近いないタイプの

坊さんに出会いましたので、他山の石としたく。

 

この坊さん。

二代目で長男、神経質で煙アレルギーときたもんだ。

はい、読経の最中も線香の煙で良く咽ます。(((^^;)

 

そして、ハエが気になるのか、

お経をあげている最中もハエを手で払う、

暑かったからなのか、額の汗を拭う、

そして襟元から首を掻く等の仕草も。

 

お前、「集中」していないよな、と。

 

後から診ている誰もがそう思うわけですね。

 

大体、入ってきた時も挨拶してないし。

そして、食事の際も一言も言わないし。

 

周りが気を使って話を向けても、話が続かない。

和やかに食事をするという雰囲気でもない。

 

若造とはいえ、お坊さんだから、と

周りが気を使うのを、さも当たり前のようにしている

お坊様でした。

 

 

何が足りないか。

 

多分、愛想でしょう。

そして、最低限のあいさつ。

 

もっといえば、

お坊さんは、お経をあげるのが

仕事ではない。

 

お経をあげるだけならば、

録音テープを流せばいいだけですし。

 

むしろ、法事等に際して、

ありがたい話を聞かせてくれるのこそが

仕事、ではないかとさえ思えてくるわけで。

 

また、このお坊さんに

来てもらいたいと思われてこそなんぼの世界なのに。

 

 

田舎なので、競争原理が

働かないと言えばそれまでですが、

それは我々の業界も同じこと。

 

治すだけが治療でない。

 

流行っている院とそうでない院との違いを、

アスリートの治療に際して、復帰までの道筋をきちんと

示してくれるかどうかと言われた方がいました。

 

同じです。

 

読経のテープのごとき、施術だけで終わるのか。

 

それとも、また来たいと思わせる何かがあるのか。

 

法事に際して、ブログネタが見つかったと思う私でありました。