この手の話はうんざり【東野奈穂子】

2024.04/04

金曜日担当の東野奈穂子です。

 

 

「諦める」という言葉は

とてもネガティブ

 

 

どんな時でもできれば

使いたくない言葉です

 

 

100歩譲って

自分に対してならまだしも

患者様に対して

「諦めてください」なんて

とてもじゃないけど言いたくないし

言うべきではないです

 

 

それをいけしゃあしゃあと

言い放った医師がいたと聞きました

 

 

2年前に脊柱管狭窄症で手術しましたが

経過が良くないので

もう一度手術をしてほしいと申し出ると

次は神経を傷つけてしまう恐れがあり

下半身麻痺のリスクが

大きすぎるからと拒否

 

 

ではどうすればいいかと尋ねると

「諦めてください」と言われたそう

 

 

にわかには信じがたいですが

患者様からのお話です

 

 

様々なことを考えた上で手術が出来ない

という選択は理解できますが

それ以外の治療を模索もしないで

いきなり「諦めろ」というのは

医師として人としても非情

 

 

「諦めてください」と言っておきながら

次の予約を取り、度にMRIを撮る

 

 

それを見て

特に診断、治療をするでもなく

痛み止めと湿布を処方し

また次の予約を取る

 

 

この手の話はうんざりするくらい

よく耳にしてしまう現実

 

 

病院を1番信頼できる場所として

崇め奉っている方が殆どなだけに

回り道をしてしまうのは

仕方がないことですが

最初で最後の拠り所だと思って

身を委ねているのに

痛みも不安も増幅するばかりでは

本末転倒ですね

 

 

この話に関わる自分も含めて皆が

やらなければならないことは1つ

 

 

「視野を広げる」

色々なことに囚われず

 

 

多角的に見て捉え動くことが出来れば

医療、健康はもっといいように変わる

そう感じたお話でした

 

 

本日も最後までご覧いただき

ありがとうございました