思い出した「父イズム」【東野奈穂子】

2022.09/01

金曜日担当の東野奈穂子です。

 

 

私の住む町に古くからあった

パチンコ屋さんが閉店し

この度跡地に

ドラッグストアが入ることになりました

 

 

1階がドラッグストアで

2階にも何か別の店舗が入る雰囲気です

何の店舗かは定かではないですが

楽しみに待っています

 

 

というのも最近は異業種のコラボが

格段に増えたからです

 

 

例えば

飲食店とアパレルのコラボがあったり

眼鏡ブランドと美容院のコラボとか

交わりそうにない業種が

交わることでその意外性が話題になり

世の中の常識を変えるほど

大きな成果を得ています

 

 

それよりは小さな話になりますが

数十年前は整骨院が何かを物販したり

コラボしたりすることはあまり良しと

されなかったころ

私の父は健康茶や健康器具、美容石鹸

しまいにはたまごっちまで院で

捌いていました

 

 

患者さんが作ったものを

院で売っているのを見たこともあります

 

 

今のメルカリやZOZOTOWNの走りだと

今思うと父の商売意欲と先見の明には

頭の下がる思いです

 

 

妹が鍼灸の免許を取りしばらくして

美容鍼灸をしたいと言った15年前も

その当時鍼灸師が美容に走ることは

鍼灸師としての誇りを捨てたな

なんて言われる世の中でしたが

父は一切反対することなく

勉強会の費用を出してくれていました

 

 

今や鍼灸師が美容鍼灸をするのは

当たり前の時代になっていますが

あの時父が反対していたら

今のうちの院のスタイルは

なかったと思うと有難い限りです

 

 

競争率が激しく生き残っていくのが

難しい業種に身を置いていますが

狭い箱の中で日々を過ごしていると

情報量も少なく強みだけでは

あの手この手を使っても限界があります

 

 

更に高みを目指そうと思えば

異業種のコラボも視野に入れることは

全く悪いことではないと思います

 

 

100%同意されることなんてないし

人にとやかく言われる筋合いもない

広い視野をもって

新しい知識とノウハウを学び

コラボする業種によっては

新しい顧客を掴めるチャンスもあります

 

 

父が院長の時代も

常識や固定観念を覆すマーケティングを

してきたからこそ

色にこだわらない

老若男女問わない患者様で溢れ

財を築き私たちは

その恩恵に与かれているのです

 

 

そのイズムを少しばかり

コロナでわすれかけていて

パチンコ屋さん跡のドラッグストアが

思い出させてくれました

 

 

ドラッグストアの2階に

何ができるのか?

それがまた私のインスピレーションに

繋がったらおもしろいなと思いながら

オープンを待っています

 

 

長くなってしまいました(;^ω^)

本日も最後までご覧いただき

ありがとうございました。