元気になるクスリ【瀬上一憲】

2020.03/17

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

今年は、さすがにもうドカンと雪は降らんだろうと思われたわけです。

 

でも、今年も「なごり雪」は、やってきました。

 

春先特有の水分をたっぷりと含んだ通称「ヤマセ雪」。

 

明かに除雪車が稼働しなければいけないレベルの降雪量なのだけれど、委託を受けている業者たちは、だーれも稼働していません。(((^^;)

 

たぶん、レンタルで借りている除雪車は、みな返却してしまったからだと想像。

 

委託を受けた業者(人)は、冬季の4か月間程度、除雪車を借り上げます。

で、出動回数ごとに歩合でお金は自治体から支払われると。

 

支払金額から単純にリース額を差し引いた分が儲けとなるのだけれど、今期は暖冬で、稼働日数が減っていたので、あまり稼げなかったというのが世間のお話。

 

リースで借りていたもただお金がかかるだけならば、この先、雪は降らんだろうと判断すると、機器は返すほうが損失は抑えられるし、と。

 

当方にとっては、雪は降らないほうがうれしいけれど、この人たちにとっては、雪がたっぷり降らないと、元気にはなれません。

 

 

翻って、我々の業界です。

 

「濃厚接触」という言葉は、嫌な響きです。

こういう社会情勢になると、敬遠されがちなのが、整体・マッサージ系。

 

ぶっちゃけ、我々の元気の源は、というと、多くの患者さんを診られる環境にある、ということなのでしょうけれど、今はなかなかそうもいかない。

 

いきおい、当方もそれなりに影響を受けていて、なかなか穏やかでいられない日々を過ごしておりました。

 

 

で、そんな中、先日お見えになられた初見の方。

 

膝が悪くて、可動域もかなり制限がある方。

まだ年は若いけれど、階段がきつくって、と。

 

で、施術をしていく途中から膝の可動域が広がってきて、来院した当初とは全く違う状態になったのが、自分も患者さんもよくわかるレベルに。

 

一通り施術が終わり、ベッドからその患者さんが立ち上がった時、思わずびっくりしたのは…。

 

冗談でなく、身長が10cmは違っていた、ということ。

 

 

膝が悪い人に特有な、猫背そしてО脚で膝が外側を向いて曲がったままでしか立てなかった人が、背筋がピンとして、膝が真っ直ぐになっていたら、そりゃあ身長が伸びたように感じるのも道理。

 

こちらもびっくりしたけれど、一番びっくりしたのは当の本人。

 

「あれ、俺背が伸びた」、って。

 

本人も体の変化に驚かれたでしょうけれど、実はこっちもうれしかった。

とても、うれしかった。

 

元気がなかった自分でありましたが、この一件で、砂漠が水を吸うが如く。

 

一気に元気になってくるのがわかります。

 

自分の施術で、元気になってくれる人がいたら。

 

それは、開業当初からの変わらぬ思い。

 

ということで、元気になった患者さんを診ると、こちらも元気になる、というありふれた光景こそが、一人整体院経営者の元気の源であるということを再認識した次第で、ありました。

 

それにしても、はやく567終息しませんかね。