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腎臓は大切に【瀬上一憲】
2016.10/05
10月になりました。
いかがお過ごしですか。
天候不順とは言いつつも、ウォーキングしているとスポーツに適した季節にだんだんと変化してきているのを実感します。
そして、動くと腹が減る。
食欲も出てくる。
夏の疲れもひと段落して内臓たちもまた元気に働いてくれるであろう季節の到来です。
みなさん、人間の臓器でこれは大切にしないと、あかんぞっていう臓器はどれだと思いますか?
はい、ここは質問タイムです。
ここではよく考えてみてください。
って、月曜日担当の先生のブログでこういうの良く書いているもので、一回真似してみたくなりましたので。
(*^▽^*)ゞ
どれも大切なのは事実です。
心臓、肝臓、小腸大腸、等々
いかんせん、痛めて機能しなくなってしまったら、再生がきかない臓器は、といえば分りますか。
はい、腎臓です。
肝臓は再生するようですね。
腎臓は、ご存知の通り、二つあります。
一つダメになっても、もう一つが機能してくれれば、何とか人間生きていけます。
ところが二つともダメになってしまうと、腎臓機能の不全→人工透析の流れの行き着くわけです。
透析を受ける人もそうですが、健保組合も金銭的負担でかなりなダメージを負います。
腎臓がダメになる人の多くは、食生活を含めた生活習慣を改めなかったからという事例が多いことは、みなさんもご存知でしょう。
言葉が足りずにそのことを批判した某アナウンサーのブログは、先般炎上しましたけれど。(((^^;)
いよいよ透析でも対処しきれなくなった人の最後の砦となっているのが、腎移植となるわけです。
これが一昔前ならば、血縁関係にある誰かとか、同じ血液型でないとダメだとか言われてきたのですが、近年は、薬である程度拒絶反応を抑えることができるようになってきたらしく、ドナーと患者との関係も変わってきているのだそうです。
今一番多い事例は、夫婦間での腎移植だそうな。
二つあるから一つパートナーにということらしい。二人ともに長生きしましょうと。
これ、血液型とかが違っていてもあまり問題にならなくなっているそうです。
医学の進歩、凄いですね。
子供からの提供というのは、さすがに子供に何かあったときのことを考えると親のほうが躊躇してしまうらしい。
ただし問題は、移植手術に臨むドナー側。
腎臓を摘出する側ですね。
かなり、痛いそうです。(-_-;)
出産よりも痛いと。
火箸をお腹に突っ込んでえぐられているような痛みだと。
これが、しばらく続くのだと。
術後一か月が経って傷口はふさがっているのに痛みが続いて腹に力が入らないとのこと。
一方で、移植してもらった側は違います。
体内の毒素を出し切り、元気になる一方。
腎臓が機能するというのは、これほどまでに変えるのかというぐらいに劇的に回復するのだと。
なんで今回こんなことを書いたかというと、うちの患者さんでそういう実例があったから。
お二人を見ていて、その変化に驚いています。
一番大切なのは、腎臓を痛めないことではあるんですけどね。
濃い味付けは、腎を痛めるそうです。
暴飲暴食はもっての外。
あと、怒りんぼうもいかんそうです。
そうそう、怒りんぼうは、肝臓も痛めると言いますからね。
とりとめのない話になりましたけれど、健康大事です。
肝に銘じてという言葉、「腎に銘じて」と変えるべきと心しました。