体たらく【東野奈穂子】

2022.04/28

金曜日担当の東野奈穂子です。

 

 

うちに来られる患者様で男女問わず

40代以上の何かを教えたり

指導する立場にある先生や

又、それを任される会社員の方々から

若者の「体たらく」を

嘆く声をよく聞きます

 

 

初老と言われるような自分たちが

寝る間も惜しんで若者に分かりやすく

慣れないタイピングで資料をまとめたり

痛い体に鞭を打って身を張り

何時間も立ちっぱなし動きっぱなし

 

 

汗をかきながら

受けてくれている人たちのために

心血を注いでいるのに

上の空だったり寝ていたり

しているのがよく目立つらしいのです

 

 

そもそものっけから「人の話を聞く」

姿勢になっていないそうで

悲しくなるのと

疲れが倍かかると嘆かれます

 

 

もちろん若者でも優秀な人もいて

全てがというわけではないですが

自分の中にある常識とかモラルから

外れている人は目立ってしまうもので

特に自分が一生懸命努力している程

虚しさは大きいみたいです

 

 

でも私は心の中で思います

私も含め嘆かれている何代の方々は

育ってきた環境的に

競争意識が強く

頑張れば報われるという

価値観を持っていて少々頑固

 

 

大人に押さえつけられ

厳しく躾けられた過去があるから

その経験を若者に押し付けがち

 

 

それもまた「体たらく」なのでは?と

お互い歩み寄れないままだと

よりよい社会なんて作り出せないけど

若者は大きな戦力なので

その人たちが学びやすい環境を

嘆くばかりでなく

たとえ粗末だと感じても

寄り添っていくしかないのかなと

しかしながらそんなことを発すれば

気に障って機嫌を損ねるのも十分承知

取り繕った表現が非常に難しく

 

 

私が発する言葉も「体たらく」(;^ω^)

本日も最後までご覧いただき

ありがとうございました。