見えますか?【瀬上一憲】

2021.01/19

水曜日です。

おはようございます。

 

 

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

 

この冬の雪かきに要する体力は、

もう既に使い果たした気分です。

2月はこれからなのに、です。

 

 

雪が降っていなかったり、

少量の雪で雪かきの必要がない朝は、

微妙にホッとします。

 

 

そして、先日体験した生まれて

はじめて体験した冬の嵐。

 

 

果たして、どの程度のものがくるのか、

言葉だけが独り歩きするいつものパターンかとタカを

括っていましたが、障害初体験となる凄まじい荒天。

 

 

以来、テレビで北日本に

嵐がというアナウンスを聞くたびにビビっている私です。

冬の嵐は今週前半にまたくるらしい。

 

 

早いもので、治療業界に身を

置くようになって、今春で10年目を迎える私。

 

 

今年の正月休み、

10年目の節目を迎えるな、と思いを巡らしている時、

ふとしたこと頭をよぎりました。

 

 

それは、開業間もない頃、

自分が通っていたスクールの先輩に

懇意にしていただき、色々と教えを賜っていたときのこと。

 

 

その方は、車を使った出張整体で

10年を過ぎようかというキャリアの持ち主。

 

 

ご自身の開業後の苦労した

話や施術時のアドバイス等々教えていただきました。

 

 

その際、その方がおっしゃった一言。

施術に際して、患者さんが横たわっている状態

(うつ伏せでも仰向けでも)を一瞥したら、経絡が浮かび上がってくる、と。

 

 

ようは、そうならないと、

プロであると言えないということ。

 

 

加えるなら、

患者さんの体の動きで何処に問題があるのか、

何処を緩めると良いのかというストーリーが

思い描けるようにならないと現場では通用しないということでした。

 

 

恥ずかしながら、当時の私。

簡便な施術の組み立てはできても、

経絡が患者さんの体に浮かんで見えたことはありませんでした。

 

 

それでも、

経験を積むうちに経絡が見えてくるのだろうと

思っていましたが、なかなかどうして、10年目を迎えようという今でも、

浮かんで見えてこない。

 

 

経絡に沿って指を当てている感覚はあっても、

そのラインが目に見えてはきてくれません。

 

 

見えてくるときというのは、

突如見えるようになるものなのでしょうか。

 

 

それともただの凡人の目には見えることなどないものなのでしょうか。