のようなもの【瀬上一憲】

2024.07/09

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

最近、とある人気芸人のYouTubeチャンネルを見ていて、

そこに出ている地下アイドルぽい女子たちの顔を見て、違和感を覚えました。

 

 

どうにも笑顔が作り物っぽいというか。

更に気になったのが頬肉を真っ二つに割くかのような切れ込み。

顔がほぼ一緒に見える3人の女子たちに対し、

その芸人が思わず「いじってる?」って聞いていました。

 

 

すると、その女子たちは

悪びれるわけでもなく、ましてや否定するわけもなく。

 

 

さも当然のごとく、「どこそこをいじっていますよ。」だって。

ほんの一寸前までは、「いじっている」ことを触れるのは

タブーに感じだったけれど、最近、垣根はかなり低くなったらしい。

 

 

頬肉が割れて見えたのは、

察するにフェイスアップのワイヤーなんだろうと理解しました。

 

 

韓国は美容整形上等な国なんだそうで、

年頃女子が親に連れられて美容整形外科に行くという

記事を見たのはしばらく前、でした。

 

 

日本でも、

いじる人はそれなりにいたのだろうけれど、

最近はK-POPブームもあって、その低年齢化に拍手がかかっているらしい。

 

 

そんな話を患者さんと話していたら、

「私達が『整体』に行くような感覚で、

最近の子は『整形』に行く。」と名言が飛び出した。

 

 

況や、小学生女子の修学旅行必須アイテムは、

「化粧水ペタペタから日焼け止めお手入れ、パック等々」の

お肌お手入れがお約束ごとらしく、

引率する先生ですら、そこまで手入れせんよ、レベルなんだそう。

 

 

当然、いじる年代もだんだん低くなっているそう。

 

 

大人を真似ている、のでしょうし、

そんな暇があるならもう少し勉強せぇよな

時期なんでしょうけれど、最近の子どもたちはそうでないらしい。

 

 

是非を云うつもりはないけれど、そういう世の中になっているらしい。

 

 

ルッキズムで容姿をとやかくいうべきでないという

風潮がある一方、その対局というべき流れも当たり前になっている不思議な世の中。

 

 

最近、見た目や痩せている太っているは

どうでも良くて、元気に楽しく生きられるだけで十分、

と思いだしている自分がいます。

 

 

それにしても、

「整形に行くのが整体に行くようなもの」な

世の中になるとは思わんかった。