道楽のすすめ【可愛京子】

2020.09/22

経済的に余裕があって
趣味に興じる事ができる・・
そのような一般感覚でいうところの
道楽のことではありません。

 

 

つまらない職や仕事に見えても
一時しのぎに見える
アルバイトやパートであっても
行うその人だけの感覚の学びが
必ずあります。

 

 

例えば、観光地の人力車引きであれば
体力がつき、道路のルール
案内ルート開発に多種な人々との交流
時間帯で変わる街の風景
全てがお金には変えられない
感覚の学びにつながります。

 

 

学びにつながるには
その仕事を好きで、喜びを持ち
得意になり、その感覚で学んだことを
職の形態は変わっても、
一生やり続ける事ができてはじめて
その道の第一人者に近づけます。

 

 

よく極端なテーマを掲げた著書を目にします。
上か下か、頭がいいか悪いか、
金持ちか貧乏か、成功するか失敗するか
一番を目指して頑張らせる
叱咤激励であるのは良く分かりますが
私はあまり好きにはなれません。

 

 

大半の人は中間に存在しているのです。
夫々の人が自分の身の丈に合った
スタイルを見つけ、
極端な言葉に踊らされることなく
見つけた喜びのある仕事を
忍耐を持って持続し
経済的危機があっても
苦労を楽しみに変えていくなら
変化させたその楽しみこそ
本当の道楽ではないでしょうか?

 

 

道楽に至る道のりは
簡単にはいきませんが
中年、壮年、老年の流れの中で
非常識かもしれないけれど
貨幣価値経済にだけ
縛られることへサヨナラの言える
ダウンシフターズを育てます。