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寛容性なき社会【瀬上一憲】
2020.07/14
水曜日です。
おはようございます。
青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」
コロナウイルスって、一体どこに向かうのか、
果たして収束という時期は訪れるのでしょうか。
陽性感染者数というのが果たして、
恐るべき数字なのか、検査数の母体が増えているから
問題ないのか、その適否は別として、テレビでは連日、
重病患者が続出しているが如く報じられています。
「with コロナ」、「マスクはエチケット」という
訳のわからない造語やコピーは、果たして意味を
持つものなのかという疑問を持ち始めています。
マスクは必須。
わからなくもないです。
そもそも、ソーシャルディスタンスも
都会と田舎ではそもそもの密度が違いますから、
同列ではありません。
移動手段だって、
交通網が発達している都会と
車移動中心の地方とでは、当然にマスク需要は
違うはずです。
確かに、飛沫感染は防がなければなりません。
でも、マスクをしていれば
飛沫感染を防ぐことができるというものではありません。
あくまでも、
飛沫をあまり飛ばさないように
するためだけのこと。
それなのに、マスクをしていると、
いかにも「私は社会貢献しています」
という錯覚に陥るし、
マスクをしていない人を見ると、
非国民的に映るものらしい。
私は暑いのにも関わらず、
マスクをしているのに、
どうしてここの店員はマスクをしていないの?と。
実際、バタバタと仕事をしている
最中応対に出て、レジをこなした際、
客がマスクのことをネチネチいい出したとか。
それでも収まりきらない腹の虫。
本社に電話してさんざん苦情を申し上げたのだそうな。
これ、つい最近私の住む十和田市で起こった実話です。
収束しそうでしないイライラ。
そして、不安。
そういう色々が重なっての
はけ口をソコに持っていくというのは、
不寛容以外の何物でもありません。
ましてや、そのお店のレジは、
透明のビニールシートを挿頭し、
飛沫対策をとっていると言うのに、です。
本来、口呼吸している人たちの
感染リスクは、鼻呼吸の人たちと
比べ物にならないくらい高いのは実証済みなこと。
本来、皆がやるべきことをきちんと
せずにマスクが「万能」であるが如く広まるマスコミ、
そしてそれを徹頭徹尾信じる人。
人に対する差別もそうですが、
このコロナというやつ、人の心の奥底に
「疑心」という種を巻き散らかすという厄介な存在です。
マスクをしていない人をなじる人を見たら、
そんな馬鹿なことを言いなさんなと笑い飛ばす位に
肝要な社会が戻ってきてほしいものです。