出会い【瀬上一憲】

2020.07/07

水曜日です。
おはようございます。
青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」
学校の先生達から
今回のウイルス自粛後の学校の様子を
お聞きするに、本当にそこまでしなければ
ならないものなのか、と暗澹たる気持ちになります。
そして、一番聞かれて返答に困ることは、
「僕たちは、いつまでマスクをしていなければならないの?」と
聞かれたときなのだそうな。

子どもたちも今までと違う生活に
疲弊しているとのことですが、
一番は先生たちかと。
学校再開後は、
今迄の学校生活に加えて、
消毒対策や遅れを取り戻すための
いろいろなことをやらねばならず、
それに伴うストレスというのはかなりのようで。

週の半ばぐらいには
疲れが抜けなくなってきて、
週末は寝て過ごすことのほうが多いそうな。

 

で、この手の疲労症候群というのは、
自身も経験がありますが、
気がついたときはかなり進行していて、
本当に疲れが抜けない体になってしまうこと。

 

気分転換と軽めの運動に加え、
この先生が効果覿面と再認識されたのは、「整体」
他愛のない会話や体を
解してリラックスすると体の
コンディションが格段に
違うことを認識されたとか。
因みに、ストレス禍な方は、
この方もそうですが、脊柱起立筋が
ガッチガチになっています。
熟睡できないし、
疲れも取れないという負の
スパイラルから抜け出せなく
なっているということですね。
自分もサラリーマンを
していたあの頃はきっと
そういう体だったのでしょう。
今は、そういう仕事に
携われていることに感謝、です。

さて、本題。
先日見えた患者さん、
来院のきっかけは、というと、
通りに面した窓ガラスに貼ってある
「炭酸整体」の文字が気になったから、と。

こんなん誰が見てくれるかな、
と思ってはいたものの、
今まで見たことのない整体方法に
興味を惹かれたから、と。

やっぱり、目立つことは大切。(笑)

この方、腰痛・脊柱管狭窄の
持病ありとのことで、健康器具から
寝具に至るまで色々と取っ替え引っ替え
してきたのだそうな。
血が綺麗になるという
触れ込みの怪しげな治療機にも
惜しげもなく金を使い、ベッドもウォーターベッドから
こだわりのマットレスまで。

とにかく、いくら使ったのかわからないぐらい使って、
行き着いたのが、通販でよくある空気で
マットレスをふくらませるあれ。
一万円弱のその寝具。
子供だましだろうとタカをくくっていたら、
ぐっすり眠れて快眠生活を送れているのだと。
何が幸いするのかわかりません。

そして、この方はありがちな
「治療院難民」でもありました。
あちこち回ったと言われていましたが、
ウチを発見してお見えになられたのは
随分遅かったようです。(笑)
で、ここからは一寸自慢になりますが、
二年ほど取りきれなかった腰の痛みが
一度の施術で取れたのだそうな。
二度目の来院時は、
そのことを笑顔で語っておられました。

いつもこうなる、とは限りませんし、
向き不向き、そして出会うか否か、
ということが多いのが世の常。
それでも、出会う時に出会うべくして会うものなんだね、
とはその方の言葉でした。

きっかけは、妻の病院に付き添って
隣町からやってきた車窓から見えた
「炭酸整体」の文字です。