恩恵に至る課題【可愛京子】

2020.07/07

コロナが出現して以来
出来なくなったことも多いけれど
やらなくても済むこともあったのだと
見えてきました。
そしてできる事もまだたくさんあります。

まるで精美されようと
しているかのように
「良い事の始まり」とも
とらえられるのではないでしょうか?

先が見通せない中
とりあえず何ができるのでしょう?
良く見わたしてみると
身近に困っている人はたくさんいます。

となり近所に
不安で引きこもってしまっている人
独り取り残されている高齢者
食料や学習支援の必要な
外国籍の人々

大きなことに目を奪われたり
効率意識にとらわれたり
であっても、やれる事はたくさんあります。
身近な人々に
ゆっくり、丁寧に関わる事ができます。

目先の利害関係の追及や
腹を探り合うだけ
世間体をとりつくろい合うだけの
そんな関係性では
苦しみや恐怖を与えるだけの
ウイルスの出現という枠を
越える事はできません。

人間が生きのびてこられた由には
この人と出会えてよかった
この人と苦しみを分かち合いたいと
他人と共感し
愛する人のために犠牲を払い
辛い時には助け合いましょうと言える
関係性を持つことができるからこそで

このウイルスの出現を
どのように
素晴らしいものとして
変えてゆく事ができるかは
これからの私達の一致
団結にかかっていると言えます。

 
あなたに出会えてうれしいと
互いに思える関係
あなたが苦しむと私達も
共に苦しみを感じ取れる仲間
私達は互いに
互いの一部とも言える
関係性を
つちかう事が出来れば

ウイルスのおかげで
精美された歴史の扉を
開くことができるのではないかと
思えてなりません。