何もしないことが職業になる時代【東野奈穂子】

2020.05/29

金曜日担当の東野奈穂子です。

 
「レンタルなんもしない人」
を皆様ご存知ですか?

 

35歳の男性が
働くことには向いていないと判断し

 

自分を何もしない人として
貸し出すサービスを始めた方です

 

例えば
1人では
入りづらいお店に同行したり
1人ではサボってしまう作業の見守りなど

 

何もしないけど
1人分の人間の存在が必要なら

 

1万円と別途飲食代と交通費を払えば
依頼を引き受けてもらえるのだそう・・・

 

これを目にした時
身体に電気が走る程の衝撃でした(笑)

 

私は、今の今まで
相手が感じている不調、不安を

 

自分のスキルを全力で使うことで
より多くの満足感を感じてもらうために精進してきました

 

今もそれが間違ってるとも思いませんが
そればかりが正しいか?という疑問の
種になったのは確かです

 
「レンタルなんもしない人」
のしている仕事は

 

100%ネガティブ状態を
多くは望まず、少しだけ
ポジティブな方向へ導くための
お手伝いです

 
100%ネガティブから
100%ポジティブにいきなり
大きな変化はさせられないけど

 

依頼者の重くのしかかる荷物を
何もしないけど「そこに居る」
というだけで少し楽にして差し上げる・・・

 

大きな期待をするわけでなく
大きな期待を寄せられることもないのに

 
依頼をしてよかった!と反響が大きく
請負側はこの仕事に幸せを感じています

 
仕事とは何か?・・・と考えた時
「何もしない」という概念は通用せず

 

「何かをする」という前提で
プランが動き始めます

 

上手く表現できないのですが

 
「何かをしなければならない」のは
生活の安定なり、後の保証なりが
目的で動き続けているわけですが

 
人間関係に悩み
本当にやりたい事とはかけ離れた場所で
闘っている人も多いです

 
レンタルなんもしない人は
他人に評価されること
安定や保証の確保よりも

 
自分が好きだ、面白いと思えて
幸せだと思えることに重きを置いた結果

 
「何もしないこと」が職業になったのです

 

それが、相手の気持ちを楽にしたり
ポジティブを引き出しています

 
私も根本は
同じような考えでいたつもりでしたが

 
今の時点で、100%の共感より
衝撃を受けているということは・・・

 
そこに
まだまだ近づいた行動が
取れていないのだのだと反省の毎日です

 

緊急事態も解けて
新しい生活様式の中で始まった経済活動

 
益々、流れに任せることなく

 

個人の在り方、働き方
人生、幸福とは何か?ということを

 

真剣に考えないと
いけないなと思いました

 

本日も最後までご覧いただき
ありがとうございました