価値観のウェーブ【可愛京子】

2020.04/13

ソーシャルディスタンス(社会的距離)
という言葉をよく耳にするようになり、目で見える印
サインも使われるようになりました。

 

これは今、あくまでも物理的使用としての必要性・・
けれども長く続くと
便利なものや、楽な物、利己的なものに弱い人間は
知らず知らずのうちに(トラウマではなく)
精神的距離になりそうな空気が漂います。

 

インターネット普及余波のあった1985年頃にも似た
価値観変化過程のただ中にいる今
テレワーク、ネット診療はもとより
SNSを利用した生鮮食料品の物々交換や
地域連帯ではじめる他業種キャラバン・・

 

ひと昔前の古き良き連帯の必要性を戻しつつある現象
今こそ力を合わせて連帯すべき時勢であるのは
みな分かっています。
「分かっているけどできない」
またしても、このジレンマ・・

 

教育は知育、徳育、体育の三本柱があると言われていますが
体育だけは、バーチャルでは成り立たない。

 

人間がいてはじめて、社会・国家が成り立つ
要らない人間なんていない
要らない命など無い。

 

自己中心的な人、非人間的な人は確かに存在する
ふり返れば誰しもがそんな時期を経験しているはず
自分を大切にするように
他人を大切にすることが出来れば
文化が文明をもたらしたように
要らないと思われたはずの人も「宝」に変わります。

 

知らず知らずのうちに精神的距離に流されないためにも
確固たる意識を無意識にまで落としこむように
「宝」と変える事の出来る力を見つめると
唯一の触れ合うバーチャルに出会えます。