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怪我の功名【瀬上一憲】
2020.02/24
水曜日です。
おはようございます。
青森のせのうえかずのりこと
「あおのりです。」
コロナウイルスの影響で
一番怖いのは、「自粛」という名の経済活動の縮小。
先日お見えになられた内科医の先生。
この春にお伊勢参りを
計画して手配は済んでいたのだけれど。
やはりコロナウイルスが
あちこちで流行、蔓延する事態を
見て、旅行をキャンセルされたそうな。
曰く、旅行先で罹患して
患者さんにうつすということだけは
どうしても避けなければならないからと。
診察をして罹患するのは、
仕事上覚悟して臨んでいるから
あきらめもつくけれど、旅行先での罹患だけは、
どうしても避けなければならない、と。
医者としての本分、お見事ではありますが、
皆が皆この調子では明るい先行きが見えてきません。
そうです。
それはまわりまわって、
我々のような仕事にも関わってくること大ですから。
前回の投稿で、送信した後で
書こうと思っていたことを
失念していたことに気が付きました。(((^^;)
それを今回追加的に書こうかと。
その方は県内でも有数の牛の
繁殖を手掛けられる方で、当院の患者さんです。
若かりし頃、牛に利き腕の
右手を蹴られ、骨折してしまった時のこと。
難産の牛の膣内に手を入れ、
子牛の状態を確認して、最善の策を練るのに
利き腕の骨折は、仕事ができないのも同じこと。
ところが、止むにやまれずの状態で使った左手。
これが右手の触感以上に
センサーとしての働きがよく、
牛の状態を探るのに予想以上の活躍をしてくれたそうです。
以来、その方は左手で
探ることが常になり、今に至るそうで。
「黄金の左手」が誕生した
瞬間だと、笑って教えてくださいました。
まさに、「怪我の功名」
このような事態にならないのが
一番ではあるものの、黄金の左手も捨て難い。(((^^;)
この仕事を始める前に通っていたスクールで、
仲間と指の大切さについて語ったことがあります。
曰く、今までは「殴り合いのけんか」も
場合によっては、致し方なしと思ってきたけれど、
この仕事を生業とするならば、
手は命の次に大切なものという意識を持たなければいけないよね。
手指を大切にすることを改めて認識しあったことを思い出しました。