大きい林檎と美味しい林檎【瀬上一憲】

2020.02/12

 

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

ここのところ、毎日雪かきしてます。(笑)

 

雪国ならば当たり前のことでは
あるはずなのですが、雪も降らない日が続いていたもので。

 

ここは雪国、そして一番寒い2月が
到来したのだということを、改めて思い出させてくれます。

 

 

先日、来院された患者さんのお話で。

 

その方は、観光農園を
手掛けられている方で、林檎も作られている方。

 

東京に住む孫に林檎を送ると、
その時々で「ありがとう」の電話の中身が違うのだと。

 

曰く、津軽地方のリンゴ園で
作った見栄えのする大きなサイズの
リンゴを送ったときは、「大きい林檎をありがとう」と。

 

そして、自分たちが作った
林檎を送ったときは、
「おいしい林檎をありがとう」となるのだそうな。

 

林檎の実は、品種にもよるけれど、
普通に育てれば、相応の大きさになるものらしく。

 

それを見栄えのいい、
大きなサイズのリンゴにするには、
相応の手間と化学肥料、そして農薬を
使って育てるしかないのだそうで。

 

ちなみに、林檎は病気に弱いので、
えっ、こんなにというぐらい農薬を散布します。

 

日本の農作物と農薬の
使用量が凄いのは、林檎に限りませんけどね。

 

「木村さんの奇跡の林檎」という
無農薬の林檎のことをご存知の方は、わかると思いますが。

 

一方で見てくれは悪くて小ぶりでも、
味がいい林檎というのは、誰が食べても
旨いことがわかるもので。

 

農薬も最小限度に留めて、
熟してから収穫する。

 

お孫さんはその違いを
食べてよくわかるのだと思うとのこと。

 

翻って我々の施術です。

 

美味しい林檎で、見栄えもよくて、
評判もいいというのが、理想なのでしょうけれど。

 

見栄えの良いだけの林檎になってはいませんか。