声掛け【瀬上一憲】

2019.11/20

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

季節のことを書くと、日本全国狭いようで広いし、

緯度的なものよりも土地の高低差もあるので、なかなか伝わりにくいもの。

 

特に最近の「北日本は大荒れ、雪が積もるぞ」といったアバウトな予報には、自分の住む地域が含まれるのか否か、皆目わからずほとほと閉口してしまうわけで。

 

当地は、風が冷たく、外を歩くのもだんだん億劫になってきたこの頃です。

 

それでも、雪が積もって、普通に歩くことが難しくなるまでの間、せっせと歩こうという人は少しずつではありますが、増えています。

 

その中の一人に当院の患者さんで、今年御年85歳になる方がいます。

 

この方には運動療法の一環として、ポールを持って歩くことをお勧めし、実際、ポールの購入手続きも当方でお手伝いしました。

 

で、先日、この方がポールを両手に街中を歩いておられたので、道の反対側から声をおかけしたのですが、気付いていただけず。

 

残念ながら、耳が遠いからなぁ。(((^^;)

 

後日、当院にお越しになられた折、その旨お伝えすると、破顔一笑、満面の笑みに。

 

見かけて、声掛けしてくれたということがとてもうれしかったとのこと。

 

田舎と都会では人とのつながり方も一律ではないかと思われますが、それでも「気にかけてくれている」ということがうれしいことに違いは無かろうかと。

 

たぶん、ぼくらの仕事って、こういう一言だと思います。

 

マイナスなことよりも前向きな言葉をかけてあげる。

 

「お見かけしましたが、頑張って歩いてらっしゃるんですね」

 

という一言は、どんな薬よりも効くはずです。