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目のツケドコロ【瀬上一憲】
2019.04/17

水曜日です。
おはようございます。
青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」
ようやく北国にも春が来た、という今日この頃。
タイヤ交換をしたいところですが、
何分にも3月末に発症した坐骨神経痛の
痛みが抜けきっていない爆弾のような腰のままでタイヤ交換すると、
悲惨なことになるのは目に
見えていることなので、暫し冬タイヤのまま、となりましょう。
最近、流行りの
「○○に効く、なんとか体操」という本の類。
既に本を出したものを
更に焼き直ししているパターンの多さに呆れてくる。
それも、著者の意向に因るものなのか
出版社の意向に因るものなのかはわからないけれど、
「ヨガ」そして「これをやるだけで何でも治る」が
キーワードだったりする。
そんなわけないのに、
と思うのだけれど、平気で
『何でも治る』『すべて解決』なんて言葉が、
安売りの如く使われているから性質が悪い。
こういうのは、取締りの対象にはならないのでしょうか。
厚労省よりは消費者庁の指導マターなんですかね。
でも、現場の医師が著者に
なっているというのがみそなんでしょう。
出版不況なこの時期にあって、
結構なベストセラーになっていたりします。
「○○体操」と銘打っていますが、
どれもそれほど真新しいものでなく、
既存のストレッチの焼き直しが殆ど。
それに呼吸法のエッセンスを加えて、
「○○式ヨガ」の名前を付ければ一丁上がり。
名づけたもの勝ち的な様相も。
こうなったら、
「炭酸小顔ヨガ」なんてのもアリかと。
既にあるかな?(笑)
炭酸スプレーを顔に塗布、
そして舌を腔内でぐるぐる回す、と。
血行が良くなって、ホウレイ線が消える、と。
あえて名前を付けなくとも
この手の類は多々ある。
想像力の世界だったりする。
それもいいとこどりをして、
さも作りましたというような装いで。
あ、けしていいとこどりが悪いとは言いませんよ。
既存の流行りモノも大体そうですから。
ただし、再現性が高いものということが必要。
簡単に手軽に、誰でもすぐに真似できることが必要。
因みに、私が手技の教えを乞うたスクールでは、
「姿勢のコーチ」というコンテンツを作ろうとして、
そのコーチ資格の付与ということもやっていました。
でも、結果的に流行らなかったし、
別のネーミングで宣伝しているけれど、それもイマイチ。
姿勢を正す、というのは
とてもいいことなんだけれど、
再現性の問題と興味を引くことが
できなかったという点でアウト。
それでも、そこで習ったことや
知識は日々の施術の中では生きていますけどね。(笑)
目の付け所が、シャープな人だと、
面白いコンテンツをつくれる、そんな気がします。
気付くか気付かないか、それだけ。
後はネーミング。
10連休中にでも考えてみますか?