ほっこりした話【瀬上一憲】

2019.03/05

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

ここのところ、怖いぐらい順調に春めいています。

一か月ぐらい前倒しして、冬が通り過ぎた感があります。

 

3月の初旬。街の至る所に雪が解けずに

積み上がっているのが常なのですが、ここにきて雪解けが急ピッチ。

 

昨日見えた患者さんも言われていたのですが、

好天に恵まれた土日でしたので、街のあちこちで

ランナーたちの走っている姿を見かけたと。

 

確かに、雪の上でも走れないわけではないけれど、

スリップしての転倒が一番怖いわけで。

 

おっかなびっくりな走りを

求められる中では、そうそうランナーたちも出てこない。

 

それが春になって、思いっきり

走れる環境待ちわびていた人たちが一斉に

走り始めたというところかと。

 

東京マラソンをテレビで見て

触発された方も少なからずいたとは思いますが、

春到来はこの冬の寒さと積雪量が想定外だっただけに、

私も含め、皆もろ手を挙げての歓迎であります。

 

 

さて、今日書きたい話というのは、

パーキンソン病を患う御主人とそれを支える奥様のお話。

 

ここの所立て続けに

パーキンソン病の方の相談にあずかることに。

 

相談を受けると言っても我々は

医者じゃないので診断も出来ないし、

薬を処方することもできません。

 

そもそも、パーキンソン病の

特効薬というのはいまだ開発されておらず、

進行を遅らせるぐらいしか手立てがない、

というのが実情です。

 

パーキンソン病は、

年々体の自由が効かなくなって、

最後は食事すら自分で取れないようになって

衰えていく病気です。

 

なんともなかったごく普通の

生活を送っていた人が、身体の異変を感じた時は

既に罹患している状態、というケースが殆ど。

 

罹患すると心は沈みがちになるし、

外に出るのすら億劫になり、それがさらに

病状を進行させがちになるのだけれど。

 

でも、今回お会いした二組の

ご夫婦とも、病気を患っている御主人たちが

明るく前向きでいらして、奥さんのほうがその

ご主人に励まされつつ、闘病そして生活をサポートされています。

 

はっきり言って奥様達は、なぜかお美しいし。(笑)

 

夫婦というのはかくありたいし、

そうでなければいけないのだな、

ということを改めて感じ入った次第。

 

さて、我々でも出来る事ですが。

 

足の浮腫みをとってあげること、

そしてうまく歩けなくなっている

足の機能回復を促すことのサポート依頼。

 

うちでは、膝から下のオイルマッサージも

やっているので、炭酸の足湯に使っていただいた後、

オイルマッサージでむくみ取り&血行回復&足指の変形の改善促進を。

 

身体に力が入らなくなっているので、

足元もおぼつかなくなっていますので、

まず歩ける状態を作ることから始めました。

 

そして、顔の表情も乏しくなりがちなのには、

表情筋を使う運動として「あいうべ体操」を伝授。

 

で、これらのすべてを日常的に

自宅でもやっていただくことは可能なので、

施術しつつ、やり方を奥様に伝授。

 

多分この奥様たちなら、

毎日しっかりオイルマッサージされるだろうと。

 

因みに、パーキンソン病の方に

推奨される運動として、ポールウォーキングがあります。

転倒予防にもなるし、適度な運動も

できるということで、おすすめです。

 

 

お見えになられたときよりも

足取りが軽くなって帰られるお姿をみて、

改めてこの仕事して良かったな、と思う自分がいたりします。