北の国から【瀬上一憲】

2014.10/29

 

北の国から

日曜日の午後6時

http://www.nhk.or.jp/venetia/lineup.html

「ねこのしっぽ カエルの手」

京都は大原を舞台としたスローライフを描いている番組、らしい

 

偶然、このテレビ番組を見て、

ほろっときたというか、所謂スローライフな

暮らしをしたかった自分を思い出しました。(笑)

 

一体、私は、都会暮らしを捨てて、

何をしにここに戻ってきたんでしょうか。

 

リーマン生活はやりきったとの思いがあり、

年老いた両親の面倒も見なければならないということもあり、

青森に帰ることとなったのは、3年前。

 

幸い、この整体という仕事は場所を選ばないので、

何処でもと言っては語弊がありますが、

田舎でも都会で開業するのに支障はない。

 

十和田の街並みは、

今まで暮らした何処にもない美しさがあったんですよね。

 

温泉があって、

土の匂いがして、

暖炉のある生活

 

それが理想だった、はずなんですけれど。

いつの間にか忘れてて、ふとしたことで思い出しました。

 

田中邦衛風な整体師が、口をとんがらせながら、

「寒かったろう、よくきたね。まずは、よく暖まってから整体しようなぁ。」

なんて言いながら、膝が痛い患者さんを迎えるというね。

 

絵にかいたような

理想のスローライフがそこにはあるはずでした。

 

整体の合間には、裏の畑で野菜づくりか薪割り。

その時の整体院の入り口には、

「裏ノ畑二イマス」の札がかけられているわけ。

 

このブログを書きながら、気分は、

「くにえい」から「宮沢賢治」になっております。

 

そして、暖炉で薪ストーブという

キーワードには昔から弱い私です。

 

ストーブで厚切りのハムを焼いて食べたいと思う私は、

多分、「たくましく育てよ」という

あのCМが子供のころから、

刷り込まれているからでしょう。

 

 

暖炉でマシュマロを焼きたいとは思いませんもの。(笑)

 

整体、温泉、暖炉ときたら、

後は、自分の食べるものは

自分で作るという畑仕事も欠かせませんね。

となると、あとはログハウスか。

 

そういう物件も探したんですけど。

すべてを叶えてくれるような場所は、

ここ十和田市でも、そうそう見つかりませんて。

 

先立つものをきちんと確保せねば、

全てそれらは淡き夢で終わってしまいますんで、

整体の仕事を

頑張りたいというモチベーションの一つが

これであるわけです。

 

 

嫁ちゃんの実家が

十和田湖畔は宇樽部というところにありまして。

過疎化は進むし、観光客は素通りしてしまうという

困った状態にあるわけですが、

ここにログハウスを建てて、嫁ちゃんは、喫茶店

自分は整体をしつつ、畑仕事と気ままな料理

 

という思いついた夢を語ったら、

嫁ちゃんは、去年遊びに行った鎌倉がえらくお気に入りだとのこと。(-_-;)

 

60歳を過ぎたら鎌倉で暮らしたいと言い出しております。

 

さて、北の国からのスローライフは、10年後どうなっているでしょうか。