プロとは?【東野奈穂子】

2018.05/08

金曜日担当の東野奈穂子です。

 

 

何十年も掛けて築いた

信頼や名誉もたった1つの失敗で

 

 

何もかも失うことを

先日から随分テレビで

目にされていると思いますが

 

 

私は、全く同情の目では見ていなくて

絶対他人事じゃないよなと

心臓を鷲掴みされているような

気持ちでいました。

 

 

ほんの小さな気の緩みが

とんでもない事件に発展してしまう

 

 

そんな可能性を

いつも背中に背負いながら

 

 

慎重に、気を付けながら

生きていかないと怖いですよね。

 

 

年月の流れは、自信を与え

精神を強く成長してくれますが

 

 

一方で

その自信や強さを逆手に取ってしまい

 

 

理性を麻痺させたり

本能をむき出しにしたり

他人の意見を聞き入れるのを拒んだり

1人天下になる怖さがあります。

 

 

周りにライバルがいなくなり

頭1つ突き出ると、天狗になる気持ちは

わからなくもないですが

 

 

出る杭を打とうとする輩もそうですが

先生のプライベートに興味を持つ

患者様は結構居て

 

 

見つけると

観察されていたりします。

 

 

そうとは知らずに・・・

 

 

子どもをきつく叱っていたり

大きなあくびをしたり

鼻をほじってみたり

 

 

一生懸命女の人を口説いたり(笑)

理不尽にキレたり

 

 

信頼を失くす種はそこら中に落ちていて

小さなことから大きな問題まで

どこに落ちているかわからない

という意識でいないと

本当に怖いですよね。

 

 

理性と闘うのはとても

大変なことですが

 

 

私たちのように

信頼関係を対価に変えて

生活している限りは

 

 

大変でも何でも

常に意識しながら生きていかないと

プロとは言えないと思います。

 

 

大衆の中で

私たちが患者様の1人を探すのは

至難の業ですが

 

 

患者様が私たちを見つけるのは

とても容易いことです。

 

 

常にどこかで、どこでも

観察されているという意識で

 

 

見られても恥ずかしくない行動や

言動、立ち振る舞いをすることが

私たちが施術以外に科せられている

仕事だと私は思います。

 

 

私自身

まだまだ出来ているとは言えませんが

 

 

あの事件以降

更に襟を正した次第であります。

 

 

本日も最後までご覧いただき

ありがとうございました。