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動かして治す【瀬上一憲】
2016.06/08

はい、水曜日です。
全国的に梅雨入りでしょうか。
この原稿を書いている現在、まだ、東北地方は梅雨入りしていません。
からっとした天気ではありまして、太陽の照っているところは暑いものの、日が陰ると、途端に冷涼な涼しい風が吹いて肌寒く感じることもあります。
さて、今日は、動かして治すというタイトルで書いてみようかと。
常連の患者さんが鼠蹊部が痛いというので、「梨状筋」のハリが悪さをしでかしているのだろうとあたりをつけて施術。
いつもであれば、九分九厘これで解決するですが、今回は、それだけでは円満解決とはならず。
痛みはある程度和らいだものの、どうにも股関節を動かしずらい状態に変化なし。
それではと、股関節を旋回させながら、腸脛靭帯のあたりに指を当ててみます。
すると、ピンポイントでしこりがある部分があります。
そこを押さえると、患者さんからも悲鳴が。
そして、当該ピンポイント部分を指で押さえながら旋回させると、グキッという骨の音がして、その後しこり部分がすっと消えて、旋回もスムーズに。
患者さんに足を動かしてもらっても問題なしの状態に。
動かして筋肉の動きに違和感がないかを探りながら、施術するというのは自分の師匠に教わった診方。
そして、動かして治すというのがもう一つ。
痛いときは整体を主に、治ってきたら体を動かしてカラダ本来の動きを取り戻して完璧に治す。
それが自分自身もヘルニア、坐骨神経痛、そして間欠性跛行まで患った時に治った時に教わった治し方。
はい、ホームページを見て坐骨神経痛の患者さんがお見えになられました。
案の定、ストレッチが効く状態ではなかったので、シッカリほぐして、良くなってきたら、ストレッチそして歩くことで機能回復を図りましょうね。
そうお伝えしたら、「よくなったら歩くって、一生歩くってことですか?」
そう聞かれて、一寸絶句した私。
すかさず、当たり前じゃないですか。
寝たきりになりたくなかったら、一日6000歩歩くのはこれから高齢化社会を迎える我が国の義務なんですよって、答えました。
たしかに、田舎のほうが歩きません。
移動手段はほとんどが車ですから。
でも、だからこそ患うことになってしまった坐骨神経痛であります。
よくなられたら、ご夫婦でポールウォーキングしていただくことを再提案。
動かして治す。
カズ整体院のこの方針。
果たして、その患者さん、そこまでついてこれるでしょうか。