ハミガキの世界【瀬上一憲】

2015.06/03

 

ネットを見ていて、本当に情報が氾濫しているなと思うことは、正反対の理屈や治療法というのが存在しているということ。

 

実際にその人の状態を見なければ、正しい処置もないわけなのですが、一例をあげるなら、例えばぎっくり腰

 

これに、積極的にアプローチするかどうか。

 

このブログをご覧の先生たちは独自の見解をお持ちでしょうから、どういった処置が正しいのかまではここでは言及しませんが。(((^^;)

 

 

同様の話は他業界でも

テレビを見ていたら、塩で歯を磨くことの適否がネタに

 

これについて、テレビに出ていたとある内科医曰く

おススメできないと。

 

過剰な塩分が口膣内を通して体内に吸収され、塩分の取りすぎにつながるのだと。

 

ほんとかな?

そう思ったわけです。

たしかに、重度の病気をお持ちで塩分を控えなければならない人は別ですよ。

 

でも、一般の人はどうなの?

どこかのメーカーで「つぶ塩」を売りにしているハミガキメーカーもあったよなぁ、と。

 

で、いつもお世話になっている歯医者の先生に聞いてみたら、

 

どっちもどっちなのだと。(笑)

 

塩には歯茎を引き締める効果はあるし、塩分の過剰摂取が禁忌の人にとっては、確かにいかんのだと。

 

歯磨きの世界も今のように多種多様なものが出てくる以前は、あらゆるものを工夫して独自の「ハミガキ」でもって歯を磨いていたのだそうな。

 

でも、それらは潤滑油のようなもので、これでなければいかんというモノでもないそうです。

 

確かに、高価なハミガキもありますよ。

 

でも、それより何より大切なのは、歯の磨き方だそうです。

 

はい、私もまた歯磨きの至らなさを指摘していただきました。(-_-;)

 

歯に着いた汚れ成分がきちんと取れていないと、その上にお茶やコーヒー等の茶渋成分が付着して取れにくくなるぞ、と。

 

毎日の手入れって大事なんですよね。

 

って、自分が患者さんに行っていることと一緒じゃないですか。