日本の国の理念”八紘一宇”【安治久志】

2025.11/04

「八紘一宇(はっこういちう)」という言葉を聞くと、
多くの人は“軍国主義のスローガン”という印象を持つかもしれません。

僕の父親は

【予科練】「海軍飛行予科練習生」だった時に戦争が終わり、
僕が存在しているのですが、小さい頃”八紘一宇”をよく聞かされていた
事があります。
八紘一宇は元々は平和的な言葉なのに戦時下で
日本軍がアジア解放に向けて「八紘一宇」を掲げたこ とにより
軍国主義的な言葉にすり替えられてしま い戦後使用が禁じられたという
歴史があります。

しかし本来の意味は、まったく逆です。

八紘一宇とは──「世界を一つの家のようにする」
つまり“人類が調和して共に生きる”という平和的な理想。

この言葉は、古事記の一節に登場するもので、
もともとは「争いのない世界」「共存共栄」の象徴でした。

本来の「八紘一宇」は、“自分の利益と他者の幸せを一致させる”思想です。
これはまさに、現代のビジネスが忘れかけている根幹の理念。

今の世の中では、
「競争」「奪い合い」「目先の数字」ばかりが評価されます。
でも本来、商売とは「人を幸せにし、その循環で自分も潤う」ものであるはずです。

“誰かを勝たせて、自分も勝つ”
“与えるほどに豊かになる”

この循環こそ、現代に蘇らせるべき「八紘一宇」の本質です。


■ 現代ビジネスへの応用:「世界=市場」「家族=顧客」

今、世界は国境よりもSNS・オンラインでつながる時代。
「八紘一宇=世界を一つの家とする」という思想は、
グローバルな視点でのビジネスにも通じます。

あなたの発信が、日本の誰かだけでなく、
世界中の人の心と健康に届く。
その思考が、今の時代の“真の共存型ビジネス”をつくります。

  • 顧客を“家族”のように扱う

  • 業界全体の発展を視野に入れる

  • 「奪う」ではなく「循環させる」経済へ

これが、現代の「八紘一宇ビジネスモデル」。

「奪う経済」から「育てる経済」へ

戦後の日本は、
効率化・競争・マーケティングの時代を生きてきました。
でも、その先に残ったのは「疲弊」と「分断」。

いま求められているのは、
「勝つビジネス」ではなく「共に栄えるビジネス」。

それはつまり、
“八紘一宇の再定義”=商売人マインドの進化版です。

あなたのビジネスに八紘一宇を取り戻すには?

1️⃣ あなたの提供している商品・サービスは、誰を幸せにしていますか?
2️⃣ その幸せが、さらに誰かの幸せにつながっていますか?
3️⃣ 競争ではなく「共存」を軸にした発信・仕組みは作れますか?