「競争の呪い」【安治久志】

2025.10/21

「優しさのある人ほど、アメリカ色の強いマーケティングに向いていない」ということです。

言い換えれば職種によっては相性がある。

 

では整体などはどうなのか?

僕の個人的な感想ですが

相性が悪いと思います。

仕事の根源が

「人を助けたい」「良くなってほしい」という想いで仕事をしているのに、

 

 

成果主義・数字主義のツールやノウハウに触れた瞬間、

学校教育のの評価制に戻ってしまい

“人を見返す” “誰かを倒す”エネルギーに

巻き込まれてしまうからです。

 

アメリカ式マーケティングがもたらす「競争の呪い」

多くのマーケティング手法は、“スピードと成果”を最優先に設計されています。

  • 「3日で結果を出す」
  • 「数字を上げるのが正義」
  • 「競合を出し抜け」

確かにこれらは一時的に結果を出しやすいです。
でもそのエネルギーの根底には、「不足」と「比較」があります。

「まだ自分は足りない」
「あの人に勝たなきゃ」
「成果を出さなきゃ認められない」

 

この思考で走り続けると、いつか必ず燃え尽きます。

なぜなら、“人を癒したい人”が、

“戦うマインド”でマーケティングしているからです。

 

優しさと戦闘モードは、同じ器の中では共存できない。

 

 

「倒す」思想で集客すると、「倒す」人が集まる

僕が本当に恐ろしいと感じたのはここです。

 

 

マーケティングのエネルギーには“共鳴”がある。

つまり、自分が「誰かを見返す」気持ちで発信していると、

“見返したい客”が集まるんです。

 

 

 

そういう人たちは、

来店したときもどこか攻撃的で、

「サービスを受けてやってる」

「結果が出なきゃ文句を言う」という姿勢になります。

 

 

一見、数字は伸びます。

でも、関係性はどんどん“取引的”になっていく。

 

 

施術やセッションが「心の交流」ではなく

「成果契約」に変わっていくんです。

そして、最後にはクレームや離反を呼びます。

 

 

優しさ=弱さではない。

本当の商売人マインドとは、“競争”ではなく“循環”

優しい人は、確かにメンタルが繊細です。

でもそれは、感受性が豊かで、人の気持ちを汲み取れるということ。

 

マーケティングの世界では「弱さ」に見えるその特性が、

実は最大の強みなんです。

ビジネスを“戦い”ではなく“循環”で見れる人。

これが、令和の時代に最も必要とされる商売人です。

 

 

マーケティングを“エネルギー”で見直す

お客と”気が”あうから通ってくれる

考え方に響いたから来院してくれる。

 

 

基本気に入ってくれたから来てくれてますよね?

 

安いから、立地が良いからだけではないですよね?

 

 

 

僕は今、マーケティングを数字ではなく“エネルギー”で見ています。

  • 見返すエネルギーで発信すれば、見返したい人が集まる。
  • 感謝のエネルギーで発信すれば、感謝の循環が生まれる。
  • 恐れのエネルギーで行動すれば、恐れを持った人が反応する。

だからこそ大事なのは、「どんな気持ちで発信しているか」。

内容よりも、発信の“波動”が共鳴していくんです。

 

 

だから僕はアメリカ式を辞めた理由です。

結論

日本人はやっぱり”米”