うまくビジネスが回らない原因は〇〇【安治久志】

2025.10/20

結論から言うと罪悪感です。

 

「お金を受け取るのが苦手です」

「値上げすると申し訳ない気がします」

「お客様に強く提案するのが怖いです」

 

 

僕が関わってきた整体師さんやセラピストさんの中で、
こうした言葉を口にする人は本当に多いです。

 

でも、よく話を聞いていくと、
その根っこにあるのは“スキルの問題”ではありません。

 

「罪悪感」です。

 

罪悪感とは、自分を責める心のクセ。

たとえば、こういう感情を抱いたことはありませんか?

「お金をもらうのは申し訳ない」

「まだ自信がないのに、報酬をいただくなんて」

「私なんかが成功していいのかな」

こうした思考があると、

無意識のうちに “受け取ること”へのブレーキ がかかります。

 

 

お客さんが「ありがとう」と言っても、

心のどこかで「そんな…いえいえ…」と跳ね返してしまう。

 

 

すると、感謝とお金の循環が途中で止まり、
ビジネスの流れが細くなっていくんです。

 

 

 

ここが大事なポイントです。

罪悪感は今だけに留まらず子どもの頃からも影響している

 

 

子どもの頃の些細な後悔が、今のビジネスを止めている

 

 

 

 

罪悪感というのは、悪い心ではなく“やさしさの副作用”です。

子どもの頃、こんな経験はありませんか?

 

 

  • 友達に意地悪をしてしまって後悔した
  • 親に反抗して怒られた
  • 誰かを泣かせてしまった
  • 「自分のせいで人が悲しんだ」と感じた

 

これらはどれも、幼い心では処理しきれず、

「自分は悪い子なんだ」という感情だけが潜在意識に残ります。

 

 

その“痛みの記憶”が、

大人になってから「受け取ること=悪いこと」とすり替わってしまうんです。

 

 

だから、罪悪感がある人ほど、本当は優しい人なんです。

人を大切にしたい。傷つけたくない。

その想いが強いからこそ、遠慮や自己犠牲をしてしまうんですね。

 

 

子どもの頃の“些細な後悔”が、大人の“商売のブレーキ”になる

罪悪感は時間が経っても自然には消えません。

「感じきって」「許して」「手放す」というプロセスを通らない限り、

潜在意識の中に“古い自分の声”として残ります。

 

 

たとえば──

子どもの頃、友達を泣かせてしまった → 「人を悲しませたらダメ」

大人になってから → 「強く言うと相手を傷つける」

子どもの頃、親に迷惑をかけた → 「自分のせいで苦しませた」

大人になってから → 「お金をもらうのは申し訳ない」

このように、過去の思い込みがビジネスの行動を止めているんです。

 

 

罪悪感を手放す3つのステップ

① 「お金=感謝の形」と再定義する

お金は“奪うもの”ではなく、“ありがとう”の循環。
あなたが提供した価値を受け取った人が、その感謝をお金という形で返してくれる。
この視点に変えるだけで、心がふっと軽くなります。

 

 

② 「あの頃の自分」を許す

過去の罪悪感は、反省ではなく“自己否定”です。
でも、あの頃の自分はただ不器用だっただけ。

「あの時の私は、愛されたいだけだった」
「あの時は精一杯だった」
と、内側でそっと許してあげること。
その瞬間、潜在意識の「もう責めなくていいよ」というスイッチが入ります。

 

 

③ 感謝を“受け取る練習”をする

「ありがとう」と言われたら、
「いえいえ」ではなく「ありがとうございます」と受け取る。
これを習慣にすることで、受け取り筋が鍛えられます。
やがて、商売そのものが“感謝の循環”に変わっていきます。

 

 

罪悪感が消えると、ビジネスが軽くなる

罪悪感を手放すと、不思議なくらい流れが変わります。

  • お客様からの紹介が増える
  • 提案が自然にできる
  • お金を受け取っても心が穏やか
  • 他人の成功を喜べる

これらはすべて、罪悪感という“受け取り拒否”が消えた証拠です。
罪悪感が消えると、心の中に「感謝」と「創造性」が戻ってきます。
結果、ビジネスは努力や根性ではなく、“自然な流れ”で動き出します。

 

 

 

体の痛みと、罪悪感の関係

興味深いのは、体の痛みと罪悪感には“同じメカニズム”があること。
たとえば「痛いから動かない」と決めてしまうと、筋肉も心も硬くなり、
余計に動けなくなります。

でも「少しでも動かそう」
「できる範囲でケアしよう」と変えた瞬間、
体は回復を始めます。

 

お金の問題も同じです。

「お金がないからできない」ではなく、

「じゃあ今できることは何?」と意識を動かす。

 

その小さな一歩が、現実の循環を生み出します。

結局のところ、罪悪感とは“動かない理由”のエネルギーなんです。

 

 

罪悪感は、あなたを罰するための感情ではありません。
それは、

「あの頃の自分を、もう責めないでほしい」
「今こそ、自由に生きていい」
という“過去の自分からの手紙”なんです。

 

その声を受け入れ、やさしく光を当ててあげてください。

罪悪感を「覚悟」に変えるとき、
あなたのビジネスは“売上”から“信頼と循環”へと変わります。

 

  • 罪悪感は「受け取り拒否」のエネルギー
  • 子どもの頃の記憶が今のビジネスを止めている
  • 手放す鍵は「許し」と「受け取り」
  • 商売は“感謝の循環”の上に成り立つ

「お金を受け取ることに、もう罪悪感はいらない。」

あなたが笑顔で受け取るほど、

世の中に“ありがとう”が増えていきます。