早めに失敗しとけ【安治久志】

2025.10/17

才能よりも「続けた人」が勝つ理由

成功の本質は「最初からうまくいくこと」ではない

ビジネスの世界を見渡すと、最初から
上手くいっている人ほど途中で消えていくことが多いものです。


一方で、最初は全然上手くいかなかったのに、
何年か経つとしっかりと地に足をつけて成功している人がいます。

この違いを生み出しているのは――
「結果」ではなく、辞めなかったという一点です。

うまくいかない時期を
「恥」と捉えるか、「学び」と捉えるか。


この認識の差こそ、成功を左右する最大の分かれ道です。

 うまくいかない経験こそが「修正力」を育てる

多くの人は「失敗したくない」と言います。
でも、失敗こそが一番のデータです。

どんな広告が反応しなかったのか。

どんな投稿がスルーされたのか。

それを記録し、分析する人ほど、

「次に何をやらないか」が明確になります。

つまり、

うまくいかない経験=成功の設計図の下書き


諦めずに続けた人だけが、

修正を積み重ねて再現性をつくっていくのです。

脳科学的にも「続ける人」が最も成長する

脳は「成功」ではなく、
「失敗して修正したとき」に最も活性化します。


ドーパミンという学習ホルモンは、
うまくいかない状況を乗り越えるときに分泌されます。

つまり、「辞めない人」ほど脳の回路が強化される。


逆に途中でやめる人は、
潜在意識に危険と記録されてしまい、次の挑戦にもブレーキをかけるのです。

続ける=自分との信頼を積み重ねる行為。
継続の先に「安心」と「安定した力」が生まれていきます。

潜在意識は続けている人を味方にする

潜在意識は「行動が続いているもの」を安全・信頼できると認識します。
だから、どんなに結果が出なくても、動き続けることが重要です。

途中で諦めるたびに、「自分はダメだ」という記録が上書きされ、
次の行動へのブレーキになります。

逆に「まだやってる」「今日も進んでる」という感覚が、
潜在意識に「私は成長している」という確信を植え付けてくれる。

それが結果的に、継続の波動=成功の波動を作っていくんです。

治療家・経営者にこそ必要な「ブレない継続力」

整体・治療業界でも、結果が出ない時期は誰にでもあります。

でもそこで辞めなかった人だけが、地域に信頼を築き、技術を磨き、

お客様との関係を「一生モノ」に変えていきます。

続けている姿勢そのものが、最高の広告です。

SNSのアルゴリズムや流行が変わっても、

継続の力だけは裏切りません。

ワーク:続ける力を強化する3ステップ

Step① 今「うまくいっていない」と感じることを3つ書く

例)YouTube登録者が伸びない/予約が減っている/SNS反応が薄い

Step② それでも続けている理由を書く

例)「誰かの役に立てる喜びがあるから」「この道を信じているから」

Step③ 3年後の自分からのメッセージを書く

「あの時やめなくて本当によかった。あの苦しい時期が信頼をつくった。」

この言葉を朝に読むだけで、潜在意識が安心して続ける方向へ切り替わります。

まとめ:継続は「才能」ではなく「信念」

  • 継続は、結果を出すための最短ルート
  • 辞めない人は、自分の未来を信じている人。
  • うまくいかない時間は、未来の成功に必要なデータ収集期間

だからこそ、あなたが今どんな状況にいても、
続けているという事実がすでに価値なのです。

商売人マインドの本質

「成功とは、特別な才能の結果ではない。
ただやめなかった人の副産物である。」

ビジネスも発信も、人間関係も同じです。
行動が止まらない限り、成長は止まりません。
あなたが今日も前に進んでいること――
それ自体が、もう成功の始まりです。