無くならないコンサル被害【安治久志】

2025.03/27

師匠がコンサルなんてろくなものじゃないと
言っていた事をたまに思い出します。

当時は性格がひん曲がっていたので(笑)
ポジショントークだと思っていました。

人がコンサルの机上の空論に引きつけられる理由は、
心理的な特性とビジネスの構造が関係しています。

この事を知っているだけでも
今よりも確実に出さされにくくまたコンサル被害に合わなくなる
確率が上がりますので参考にして下さい。

1️⃣ シンプルで分かりやすいものに惹かれる

人は 「すぐに成果が出そうな話」 に魅力を感じます。
コンサルの話は、現場の苦労や細かい調整を省いて
「理論上はこうすれば成功する」とシンプルに整理されているため、
聞いていて気持ちがいいのです。

✔「〇〇するだけで売上UP!」
✔「このフレームワークを使えば成功!」
こうした明快なメッセージは、疲れた経営者や
施術家にとって希望の光に見えます。


2️⃣ 「誰かに答えを教えてほしい」心理

特に経営や集客で悩んでいるとき、人は 「確実な答え」 を求めます。
・「これをやればうまくいく」
・「このノウハウが最適解」
そう言われると、考える手間が省けるので飛びついてしまいます。

でも、現実は「これさえやれば成功する」という万能な答えはなく、
実際の施術現場やお客さんとの関係性を踏まえた対応が必要 になります。


3️⃣ 実行の難しさが見えにくい

コンサルの理論は 「理想状態での成功例」 を語ることが多く、
実際にやるとなると難しい部分 が隠されています。

たとえば、
✔ 「高単価メニューを作れば売上UP!」 → 実際にはリピート率や信頼構築が重要
✔ 「広告を出せば集客できる!」 → 競争が激しく、費用対効果が問題になる

こうした 「見えない課題」 を知らずに、机上の空論に飛びついてしまうのです。


じゃあ、どうすればいいのか?

✅ 「理論+現場の経験」をバランスよく活用する
✅ 自分の業種や状況に落とし込んで考える
✅ 「やるべきこと」ではなく「できること」から実践する

つまり、 ノウハウに頼るのではなく、
自分の現場に活かせる方法を見つけることが大切。


施術業界でも、
「どんなテクニックより、実際に目の前のお客さんをどう改善するか?」 が本質ですよね。

 

机上の空論を活かすには、 「実際の現場で使えるか?」 を常に意識することが重要です。

そこでよく勘違いしているのが
コンサル=売り上げが上る

そこからコンサル被害の最たるものです。

コンサルはあなたのビジネスを
向上や成長させる”確率”を上げるだけのものです。

だから、確率を上げるために
机上の空論を語る。または、抽象度が高い話をしてきます。

それに惑わされる事なく
自分が確実に取り組めるものから
着実に取り組んでいきましょう。