整体が一気に上手くなる瞬間【安治久志】

2025.03/24

整体技術を磨くとき、
「練習を積めば少しずつうまくなる」 と思っていませんか?

 

弟子時代、僕はそう思っていました。

ひたすら練習していました。

 

 

そんなひたすら練習している時に

師匠や他の練習生が帰った後に

(当時オフィスに宿泊していた)
一人で練習をしていた時に、ふと思ったんです。

小学校の時の野球の素振り、
中学校の時の部活の永遠の走り込み。

ただ、ノルマ的に回数をこなすという
ただやったという事実だけで身に付いたか分からない。

大袈裟かも知れませんが

それに気づいたからこそ、今も技術に拘りを持っているのかも知れません。

練習=上達のきっかけ作り

本当に上達するときは「ある瞬間に一気に変わる」もの なんです。

それは、まさに 「きっかけを掴む」 ということ。

技術の習得は、ただの反復練習ではなく、

未来の「できるフレーム」にアクセスすること で飛躍的に伸びるのです。

 

 


整体技術と「きっかけを掴む」瞬間

例えば、整体の施術では、

圧のかけ方が突然わかる瞬間
ツボにピタッとはまる感覚を掴む瞬間
患者さんの身体が変化する手応えを感じる瞬間

…など、一気に技術が進化する 「気づきの瞬間」 がありますよね。
これは単なる経験値の積み重ねではなく、 「意識のフレームが移動した」 から起こること。


1️⃣ 「練習量」ではなく「きっかけを掴むための練習」をする

☑ ただ漫然と手技を繰り返すのではなく、「どんな感覚を掴むための練習なのか?」を意識する。
☑ 「うまくなるため」ではなく、「きっかけに出会うため」に練習する。

例:圧のかけ方を学ぶ場合
❌ 「何回もやれば慣れる」 → 意図がない
✅ 「この圧が入ったとき、身体のどこがどう変化するのか?」を観察しながらやる → 意図が明確


2️⃣「すでにできている未来のフレーム」に意識を向ける

整体の技術は、 未来の「できているフレーム」を選ぶこと で加速的に上達します。
☑ 「まだできていない」ではなく、「できる感覚に意識を合わせる」
☑ 施術の前に「すでに施術がうまくいった未来の自分」を想像する

例:骨格調整の技術を学ぶ場合
❌ 「まだ手の感覚が鈍い」 → 「不足」に意識が向いている
✅ 「すでに正確なアプローチができる自分がいる」 → 未来のフレームを選ぶ


3️⃣ 「施術が上手くいくフレーム」にエネルギーを送る

整体技術が伸びる人と伸びない人の違いは、 意識の向け方 にあります。

☑ 「うまくやれるか不安」にエネルギーを使う → 伸びにくい
☑ 「この技術を掴むと決めている」にエネルギーを向ける → 伸びやすい

例:炭酸整体の技術を身につける場合
❌ 「本当に効果が出せるかな…?」 → 迷いがフレームを固定
✅ 「炭酸を使うことで、筋肉がほぐれていく感覚を掴む」 → フレームが移動する


まとめ

整体技術の上達は「フレーム移動」が起こる瞬間に爆発的に進む
練習量をこなすのではなく、「きっかけを掴むための練習」をする
「できていない」ではなく、「すでにできている未来の自分」に意識を向ける
意識を「できるフレーム」に合わせることで、技術が加速する

整体の技術も、「いつかうまくなる」ではなく
「今、成功のフレームにアクセスする」 ことで、
成長のスピードが一気に変わりますよ。

そうじゃないと、開業して1年も

経たない人間がTVで取り上げられるわけがありませんから。