損得だけで行動するあなたへ【安治久志】

2025.03/04

ビジネスの世界では
「成功するためにはしたたかさが必要だ」と言われることがあります。

しかし、その「したたかさ」が
単なる自己中心的な行動や、不義理を働くことと
イコールになってしまえば、最終的にその人のビジネスも人生も破綻します。

不義理をする人の特徴

不義理とは、約束を守らない、義理を欠く、
信頼を裏切る行為を指します。具体的には
以下のような行動が挙げられます。

  • 利用できる人間には擦り寄るが、用が済めば手のひらを返す
  • 借りを返さず、一方的に得しようとする
  • 口約束を簡単に破る
  • 信頼関係よりも目先の利益を優先する
  • 「バレなければOK」と考え、小さな嘘を積み重ねる

このような人は、一時的に得をすることがあっても、
最終的には周囲の信用を失い、孤立していきます。

「金だけ、今だけ、自分だけ」の危険性

「金だけ、今だけ、自分だけ」という考え方の人は、短期的には成功することもあるでしょう。

しかし、長期的に見れば、次のような問題が生じます。

1. 信用を失い、仕事が続かない

ビジネスは人と人のつながりで成り立っています。
どんなに優れたスキルや商品を持っていても、
信用がなければ仕事は長続きしません。

2. 人間関係が破綻する

友人やビジネスパートナーを
裏切ることで、周囲の人々から距離を置かれます。

孤立すれば、いざというときに助けてもらえず、困難な状況に陥ります。

3. 自分の精神が荒廃する

自分さえ良ければいいという考え方を続けていると、
最終的に「本当に信頼できる人間がいない」
「心から安心できる環境がない」といった状態になります。

結果として、精神的にも不安定になりがちです。

成功する人は「義理と信頼」を大切にする

一方で、本当に成功する人は
「義理を通し、信頼を築くことの重要性」を理解しています。

  • 約束を守る
  • 他人の成功を応援する
  • 困っている人を助ける
  • 感謝の気持ちを忘れない

こうした行動を積み重ねることで、
長期的に強いビジネス基盤が築かれます。

不義理をする人、
「金だけ、今だけ、自分だけ」と考える人は、
ビジネスだけでなく人としての価値を失っていきます。

 

逆に、義理を大切にし、信頼を積み重ねる人は、
周囲からも愛され、長く成功し続けることができるのです。

ビジネスの世界でも、
人生においても、大切なのは「誠実さ」と「信頼関係」。
これを忘れずに行動すれば、必ず良い結果が返ってくると確信しています。