当たり前の基準を高める【安治久志】

2025.02/24

当たり前だと思っていることしか現実にならない

小さい時に

自転車が乗れて今では当たり前。

サッカーのリフティングで100回は当たり前。

水泳でクロール100m泳げるのは当たり前などと

その積み重ねで成長してきています。

 

 

ただ商売になってくると、その積み重ねがうまく変換できず

うまくいかない人も少なくありません。

 

「思考が現実化する」や「現実は自分の思い込みがつくる」とよく言われますが、

それは単なる精神論ではなく、脳の仕組みとしても理にかなっています。

人間の脳は、自分が「当たり前」と信じていることを優先的に認識し、

それに沿った情報を選び取り、行動を決定します。

 

 

たとえば、
✅「お金を稼ぐのは大変」というのが当たり前なら、

楽に稼げるチャンスが目の前にあっても気づかないし、無意識に大変な道を選ぶ。

✅「自分は成功する」と心から思っている人は、

成功する方法を無意識に探し続け、行動も変わるから現実も変わる。

 

 

このように、私たちの「当たり前の基準」が、そのまま現実を決めるのです。

「当たり前の基準」を変えるには?

もし今の現実を変えたいなら、まず「当たり前」を

変える必要があります。では、どうすればそれが可能になるのでしょうか?

1. セルフイメージを書き換える

セルフイメージとは、「自分はこういう人間だ」という無意識の自己評価のことです。たとえば、

  • 「自分は人見知りだから営業は苦手」
  • 「自分は努力しないと成功できないタイプ」
  • 「自分は○○だから無理」

こうした思い込みが行動を制限し、

結果的に現実を固定してしまいます。これを書き換えるには、次の方法が有効です。

 

✅ 理想のセルフイメージを明確にする

「私は人前で堂々と話せる人間だ」「私は人を健康に導く価値のある人間だ」など、

新しいセルフイメージを決める。

✅ 小さな成功体験を積み重ねる

いきなり大きく変えようとすると挫折しやすいので、

まずは「少しでもできた」と思える経験を増やす。

 

 

✅ 言葉を変える 「私はできない」→「私はまだ学んでいる途中」

「私は成長中」など、自己評価をポジティブに言い換える。

 

2. マインドセットを整える

セルフイメージを書き換えると同時に、

「物事の捉え方」も重要です。たとえば、

  • 失敗を「ダメなこと」ではなく「学びの機会」と捉える。
  • 他人の成功を「自分とは関係ない」と思うのではなく「自分も可能性がある」と考える。
  • 短期間で結果を求めるのではなく、長期的な視点で取り組む。

これらのマインドセットが変わることで、

新しい「当たり前」を受け入れやすくなります。

まとめ

「当たり前に思っていることしか現実にならない」という

前提がある以上、自分の「当たり前の基準」を変えることが、

理想の現実をつくるための第一歩です。そのためには、

セルフイメージの書き換えとマインドセットの見直しが欠かせません。

 

「自分にとって当たり前のこと」が変われば、

自然と行動が変わり、結果として現実も変わっていくもの。

だからこそ、まずは「当たり前の基準」を

意識的に変えていくことから始めてみましょう。