(続編)自分のことはよくわからないあなたへ【安治久志】

2024.11/16

僕ががやっているのは、

とにかく自分のことを紙に書きだし、

それを「自分とは全く別の人」だと思って見る。という方法です。

 

①現状の「悩み」と「理想」を細かく具体的に書き出してみて下さい。

まず、自分のことを紙にいったん書き出してみる。

パソコンやスマホに書いてもいい。

 

 

今何に悩んでいるのか。

何が不安なのか。

何が不満か。何が不足しているのか。

 

 

事実も、主観も、

思い込みも、すべて書き出す。

 

 

次に、どうなりたいか、

どんな自分が理想か。何を実現したいのか。

「こうなりたい」という理想の部分を書き出す。

 

 

実現できそうなこと、

どう考えても無理そうなこと、

やりたいこと、ありたい姿、どんな人に憧れるか。

 

 

具体的な話でも、

抽象的でボンヤリしていることでもいいです。

とにかく思いついたことを、思いついたまま、そのまま言葉に書き出す。

 

 

書けたら、もう一段階踏み込む。

今書きだした悩みの部分に、

「なんでそう思うの?」「それって本当?」「それのどこがいやなの?」と質問する。

 

 

理想の部分には

「いいねー、それができたらどうなるの?」

「その時、どんな気分?」

「いつまでにそうなっていたい?」

などどんどん質問していく。

 

 

何を質問するか?については、

自分が仕事で誰かにヒアリングするときに用いている質問でいい。

 

 

だって、「自分のことはわからないけど、

他人のことはわかる」のだから。

 

「他人のことがわかる」と

感じるときに自分が相手にしている質問を、自分にすればいいのです。

 

 

②「自分じゃない誰か」だと思って自分を見る

質問ができたら、いったん終了。

すぐに続きをしないのがポイントです。

 

 

出来れば1日おく。

そんなに待てないなら、ご飯を食べたり、

散歩をしたり、仕事をしたりして、

とにかく先ほど自分が書いたことを、頭の中から追い出す。

 

 

そして、

全くクリアになった頭で、

先ほど自分が書いたことを見てみる。

 

 

「自分」だと思わないのがポイントです。

 

「こんなことを書いているどこかの誰か」だと思って、

自分が書いた紙を見てみる。

 

 

こんな風に悩んでいる人に、

さて、自分ならどうアドバイスするか?

 

 

「他人のことはよくわかる」といっていた自分に戻って、

他人だと思って「その人」にアドバイスするなら、何を言うか?

 

 

③天井から自分を見下ろしているような、人形遊びのような「メタ認知力」

「人のことはよくわかるのに、自分のことはわからない」を

解決するポイントはメタ認知力なんだと思う。

 

 

俯瞰力ともいえる。

「メタ」とは「高次の」という意味。

つまり、メタ認知とは、

認知(知覚、記憶、学習、言語、思考など)をより高い視点から行う、ということ。

 

是非あなた自身が一番の良き理解者になれるようなって下さい。