手段と方法の食い違い【安治久志】

2024.09/29

ビジネスの世界も、芸能の世界界と同様、

成功するためにはその場に応じた技術と適応力が求められます。

 

例えば、同じ切もの作る仕事として

「刀鍛冶職人」か「ナイフ職人」のように

どちらの方が適しているのか?またはどちらを選択するかによって

考え方や取り組み方が多いに変わってきます。

 

 

例えば整体のような仕事であると

どちらかといえば、。刀鍛冶が一つの刀を何度も打ち、

長い時間をかけて仕上げるような僕にはそんなイメージがあります。

 

 

逆に、

ナイフ職人によく例えられるのは、

瞬発的な成功を目指すビジネスやプロジェクト型の仕事で。

短期間で効果的な結果を出すことが求められる

業種、例えばマーケティング、広告、コンサルティング、

スタートアップ企業流行りやトレンドや新技術を追い求めるようななもの。

 

 

これはどちらが良い悪いではなく

自分の仕事内容や、仕事との向き合い方などでどちらの”色”が強くでているのか?

またそのスタイルが自分にフィットしているのか?って事を自分で理解しておく事が

大事なんです。

 

 

ではないと、自分は和風のスタイルなのに

やっている事がカジュアルな洋風では違和感が出るのです。

 

難治治療専門という言いながら

ライトでポップなHPやSNSの発信では見込み客に響かないのでは?と

思ってしまいます。

 

 

結局何が言いたいかと言うと、僕個人的には

整体という仕事は、ベースは刀鍛冶のマインドで取り組むべき。

と考えています。

 

当然売り上げやお客さんを沢山集めることも必要ですが

刀鍛冶屋の癖に小手先の即効性の高いナイフ職人に寄っている人が

非常に多く感じます。

 

 

この技術は学んで・・・

〇〇テクニックで売り上げ⚪︎倍などと

スタートアップ企業の流行りやトレンドや新技術風情を醸し出しすぎている。

と考えています。

 

 

世の中、

マーケティングに毒されている。

 

私も含めて世の中の殆どはお金はいくらでも欲しいと思っています。

それが故に、儲け至上主義になったりする人もいてます。

 

ただ、僕たちの仕事はどちらかといえば

職人というか芸能に近いものです。

毎日の業務やプロセスに丁寧に取り組み、製造業や職人技が必要で

細部に注意を払い、顧客満足を追求し、ゆっくりと信頼を築いていきます。

顧客との継続的な関係や信頼が鍵となるため、リピーターや紹介による

長期的な成長につながるものです。

 

もちろん、ナイフ職人のように瞬発力も必要な側面もありますが

それに偏り過ぎていると感じています。

 

 

簡単に手軽るにできるものは所詮一発屋のようなものにしかなりません。

新しい流行りばかりに追いかけ続けるようなビジネスはいずれ尻窄みになります。

 

あなたも仕事のスタイルはどちらのタイプなのか一度見直して下さい。